午後4時。ハイチ、
マイッサデ。
14歳のフィフィは、
他の子供達が学校に
行っている間、穀物を
ひき、井戸から水を
運び、砂で皿を洗う。
彼女の手は大人の
ように分厚い。
彼女にも教科書は
ある。だがそれは、
彼女の手のように
ボロボロだ。そして
彼女はそこに書かれて
ある文字を読む事が
出来ない。
午後4時半。ブータン
、シンカ。
14歳のバングムは、
家の手伝いが忙しく、
いまだに小学生だ。
今も牛の世話をやき
ながら、それでも歌を
忘れない。遠くにある
僧院の角笛が深く
豊かに谷を満たす。
彼女は伝染病の為に
少し引きつれてしまっ
た顔で微笑む。
午後7時。
日本、東京。
14歳の英樹はコンビニ
で買ったパンを食べ
ながら、塾へ向かう。
彼の最近の気掛かりは
ディトレードで購入
した株の動向だ。
偏差値よりも気に
なっている。
友達には秘密にして
いる。
友達かどうかも判ら
ない。メールでつな
がっているうちは
一人じゃないから、
他の何よりも携帯を
大切にする。
世界は一つの村だ。
しかし我々は、自分
以外の村人の事を
あまりにも知らない。
マイッサデ。
14歳のフィフィは、
他の子供達が学校に
行っている間、穀物を
ひき、井戸から水を
運び、砂で皿を洗う。
彼女の手は大人の
ように分厚い。
彼女にも教科書は
ある。だがそれは、
彼女の手のように
ボロボロだ。そして
彼女はそこに書かれて
ある文字を読む事が
出来ない。
午後4時半。ブータン
、シンカ。
14歳のバングムは、
家の手伝いが忙しく、
いまだに小学生だ。
今も牛の世話をやき
ながら、それでも歌を
忘れない。遠くにある
僧院の角笛が深く
豊かに谷を満たす。
彼女は伝染病の為に
少し引きつれてしまっ
た顔で微笑む。
午後7時。
日本、東京。
14歳の英樹はコンビニ
で買ったパンを食べ
ながら、塾へ向かう。
彼の最近の気掛かりは
ディトレードで購入
した株の動向だ。
偏差値よりも気に
なっている。
友達には秘密にして
いる。
友達かどうかも判ら
ない。メールでつな
がっているうちは
一人じゃないから、
他の何よりも携帯を
大切にする。
世界は一つの村だ。
しかし我々は、自分
以外の村人の事を
あまりにも知らない。