少女は四人組からティッシュと呼ばれ、毎日のように虐められていた。
その日、援助交際を拒否する為に、
こっそりと逃げ出した彼女は四人組から執拗に追いかけられ、
とうとう、廃棄されていた洋服タンスに入らざるを得なくなった。
小柄な彼女ならではの逃げ場所だった。

「あらま。ティッシュが箱に入った」

「ばっかねー。ね、そこのロープとって。
出られないようにしてやろ」

「おんもしろーい」
工事現場用のロープで洋服タンスをグルグル巻きにし、
彼女達はゴミ捨て場を後にした。
後で解放し、思う存分いたぶるつもりである。
が、彼女達がもう一度現場に戻ったのは、4時間後であった。
すでに夜が訪れようとしている。

「やっべ。ね、ヤバクね?」

「うーん…さすがにちょっとヤバイかも」

びくつく真紀と美玲に対して、麻美と美津江は至って冷静な表情である。
「いいじゃん。あ、でもさ、ロープだけ片付けとこ。
証拠隠滅ー」

「麻美、ワルねー」

「チョイ悪女子中学生よ、あは」

五へ