練りに練った計画を実施する日が来た。
泰司は身震いを抑え、美知のマンションに向かった。
この日の為に睡眠薬を手に入れたのだ。
美知が好きそうなワインに入れてきた甲斐が有ったらしい。
さっきから美知が携帯に出ようとしない。
いよいよだ。
後は、殺すだけだ。
それで四千万円の保険金が俺の手に入る。
そっと部屋の扉を開け、中の様子を窺った。
寝息が聞こえてくる。
よし、やってやる。
自分に気合いを入れ、ガス栓を捻る。
この為にわざわざ古いマンションを選んだのだ。
自動で止まる仕組みなど、このガス栓には付いていない。
たちまち部屋中にガスが満ちてきた。
「け。何を嬉しそうに人形なんか抱いてやがる」
ぺっ、と人形に唾を吐きかけた。
「あばよ」
最後の挨拶を投げかけ、部屋から出る泰司の顔にも、
美知に負けぬぐらいの薄ら笑いが浮かんでいた。
泰司は身震いを抑え、美知のマンションに向かった。
この日の為に睡眠薬を手に入れたのだ。
美知が好きそうなワインに入れてきた甲斐が有ったらしい。
さっきから美知が携帯に出ようとしない。
いよいよだ。
後は、殺すだけだ。
それで四千万円の保険金が俺の手に入る。
そっと部屋の扉を開け、中の様子を窺った。
寝息が聞こえてくる。
よし、やってやる。
自分に気合いを入れ、ガス栓を捻る。
この為にわざわざ古いマンションを選んだのだ。
自動で止まる仕組みなど、このガス栓には付いていない。
たちまち部屋中にガスが満ちてきた。
「け。何を嬉しそうに人形なんか抱いてやがる」
ぺっ、と人形に唾を吐きかけた。
「あばよ」
最後の挨拶を投げかけ、部屋から出る泰司の顔にも、
美知に負けぬぐらいの薄ら笑いが浮かんでいた。