お土産にどうぞ、と貰った焼き芋を持って帰ると、
妻は大変に喜んだ。
二人でベランダに並んで食べる。
まだ、ほこほこと湯気が出た。
「ねぇ、もしも私が先に逝ったら私の好きな物作ってくれる?」
「好きな物って何だっけ?」
「鰤の照り焼きと松茸ご飯ね。ペペロンチーノでも可。」
「そいつはちょっと難しいな…出来そうもないな」
「えぇ~っ?薄情者っ!」
頬を膨らませてすねる妻に私は言った。
「出来そうもないから、長生きしてくれないか。
爺さんと婆さんになっても、ここでこうしてのんびりと空を見ていよう」
裏山の煙はいつの間にか消えていた。
もう、焚き火を終えて帰ったのだろう。
また来年、きっと煙は昇るに違いない。
今度は、妻を誘って一緒に行こうと思う。
もちろん、自分たちの分の芋は、ちゃんと持っていくつもりだ。
妻は大変に喜んだ。
二人でベランダに並んで食べる。
まだ、ほこほこと湯気が出た。
「ねぇ、もしも私が先に逝ったら私の好きな物作ってくれる?」
「好きな物って何だっけ?」
「鰤の照り焼きと松茸ご飯ね。ペペロンチーノでも可。」
「そいつはちょっと難しいな…出来そうもないな」
「えぇ~っ?薄情者っ!」
頬を膨らませてすねる妻に私は言った。
「出来そうもないから、長生きしてくれないか。
爺さんと婆さんになっても、ここでこうしてのんびりと空を見ていよう」
裏山の煙はいつの間にか消えていた。
もう、焚き火を終えて帰ったのだろう。
また来年、きっと煙は昇るに違いない。
今度は、妻を誘って一緒に行こうと思う。
もちろん、自分たちの分の芋は、ちゃんと持っていくつもりだ。