その為にまず、地雷の撤去方法を学んだ。
ジムに通い、体力をつける。
現地の言葉も学んだ。
彼の決断を知った妻は一言だけ言った。

「Too Late」

今、彼女はミシガンでアランの両親と暮らしている。
ショーンの墓に近い為だ。
彼女は、別れ際に一度だけ微笑んでくれた。
その笑顔を守れば良かったのだと
アランはその時ようやく気づいたのだった。

アランが今日までに処理した地雷は、
二ヶ月で50個余り。道程は遥か遠くまで続いているが、
ようやく体も、この地の気候に慣れ始めた。

当初、疑いの眼差しを向けていた村人達も、
朝から晩まで休み無く処理し続けるアランに心を許した。
地雷を処理した土地が、畑になり、子供達の遊び場になる。
アランはこの土地に来て良かったと心底感謝しながら働き続けた。
五へ