トゥルルルル…
カチャ。

「speaking! How can I help you?」


「あ、で、ですいずあぺん」

プツ。
ツーツーツー…

「ひやあ。怖かった。つ、次…」


トゥルルルル…
カチャ。


「もしもし」

「ばぁちゃん、俺だよ俺、康明だよ」

「…康明?本当に康明かい?」


「そうだってば、俺事故起こしちゃってさ、このままだと刑務所だよ」

「いいじゃない。入って来いよバカ孫がっ!親泣かしてばかりいてっ!十年ほど喰らってこい!」

ガチャンッ!


「痛ててて…耳痛ぇ!
くっそ~!こうなりゃ意地だ!」

トゥルルルル…

カチャ。


「……もしもし」

「あ、ばぁちゃん俺だよ、達彦だよ。俺事故起こしちゃってさ!」


「また?また事故起こしたのかい、達彦」

「また…って」


「だっておまえ、三日前に事故起こして死んだばかりじゃないか」


「え。う、いやあの」

「達彦。大丈夫だからね、ちゃんと死んでおきなさい。」


「いや、ごめんなさい、俺、達彦さんじゃないから」


そうだよ。達彦は俺だよ。

「ひゃあ。ひゃあ。あんた何だ。いつ入って来た。何で首が折れてんのに動けるんだ。」