「隊長。クラビッツちゃん、他に何ができるんすか」
興味を持ったらしい多中が尋ねた。

「え?うっふっふ。色々できるよ。
だいぶカスタムアップしたからね。
日本橋でパーツ買って、ちまちま作ったんだ」

ほらここをこうすると、と説明を始めようとする
樹林を縄谷が遮った。
「隊長、俺、一つ気になることが有るんすけど」

「音声が流れる。『こんにちは』と『さようなら』を入れてみた。
ほらね、」

『こんにちは』
クラビッツちゃんが口をパクパクさせながら言った。

「すげ。隊長、手先器用ですねぇ。」
生きかたは不器用だけどね、という一言を辛うじて飲み込む。

「なんやかや入れたから、そんなにデカくなったんすか」

確かにデカい。今までのクラビッツちゃんと比べて、
当社比で1.5倍はある。

「そうなんだよねー。だからさ、指から抜けにくいように、
お腹のところに指輪をセットした」

三へ