コーヒーに惚れ薬を
入れ、彼女に持って
行った。
何の疑いもなく、
一口飲んだ彼女は
次の瞬間、男を
ジッと見つめ始めた。

「どうして今まで、
あなたのような素敵な
男性に気づかなかった
のかしら。ねぇ。
今晩つきあって
くださらない?」


男は今、自分の手の
中に宝石が転がり
こんできた事を知った。

二人は周りが羨む
ような仲の良い
恋人同士になった。

しかし。


付き合って初めて
判ることもある。

女は一切の家事が
出来なかった。
顔が良いだけで、
金の使い方が荒く
性格も荒い。

男は失望した。
何とか別れようと
試みたが、惚れ薬の
威力は絶大だった。

どれほど暴力を
振るおうと、
ギャンブルをしようと
女は男を愛し続けた。


とうとう男は
決心した。

殺すしかない。