ニュース番組で知ったのだが、ICタグという情報システムを使用している店が増えているらしい。
商品に付けられたICタグを読み取ると、その商品の詳細や在庫状況がたちどころに判るという。

今後、様々な分野で利用されるに違いない。



「こちらが居間です。日当たりも最高ですしね、見晴らしも抜群ですよ。」

「ほほぅ。いいですな。…おや?こんな所にICタグが。前の住人が残してくれたのかな?」

「ぎくぅっ!」

「ぎくぅっ?読み取り、と。何々…『ローンの支払いに困り、泣く泣く手放した家です。次に住むお前だお前!孫子の代まで呪ってやるからな!』…と書いてますな…」


「…ねぇ。」




「こちらのお嬢様ですのよ。」

「ほほぅ。これはこれは美しい方ですな。ご両親も御自慢でしょう。…おや?写真の裏にICタグが。何々…真実の書と書いてある。」

「ぎくぅっ!」

「ぎくぅっ?読み取り、と。何々…『我々は被害者同盟である。この女、家事一切不可。弄んだ男の数、三桁を楽に越す。下げマンというよりは墜落マン。』…などと書いてありますな…」


「…ええ。」


大変に便利。