『はいほー。はいほー、仕事に行く』と歌っている。
聴いていると、元気になれる曲ではある。
「そうだよ。いいか、俺たちは何だ」
「都市伝説実証隊です」
「そうだ。私心と私身を捨て、世の蒙昧と闘い、これを
正す。ここで逃げたら、俺たちの存在理由が
無くなる」

樹林が手を差し出した。
多中がそれに自分の手を重ねる。
縄谷が一番上だ。

「行きましょう、隊長」

「よし、行くぞ。都伝隊、実証っ!」

「実証っ!」

『こんにちは』←クラビッツちゃん。

よっしゃぁぁ、と雄たけびをあげるのは良いが、
誰が運転をしているのであろうか。
スバル360はフラフラと駐車場に入って行った。

そこは毎日が夢の国である。
幾つになっても子供に戻れる国だ。
都伝隊もまた、例外では無い。

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