俺の手からバッヂが離れた。
「奥さん…亡くなったのかい」
マスターは再生スイッチを押した。ステージにベン・E・キングが現れる。
「あぁ、苦労させちまったからなぁ…あっさり先にいっちまったよ。
隣にいつまでも居てくれるって思ってたんだが…
それなのに好きな曲がスタンドバイミーなんてシャレにもなんねぇ」
マスターがしわがれた声で笑った。
そして、ステージの上のベン・E・キングに合わせてスタンドバイミーを歌った。
俺も付き合って歌った。
いつの間にか、店に居た全員が歌っていた。
マスターに、また来るよと挨拶して外に出る。
ギラギラしたネオンライトの街だ。
さっきまでのソウルフルな時間が夢のように思える。
胸ポケットから携帯を取り出し、本部に報告した。
「あ、ベアードです。局長、今回は空振りでしたよ。
…えぇ、店にあったのは古びたプレイヤーだけです」
夜風が火照った頬に心地よい。
「えぇ。違法ソフトは無いですね。最新ソフトも
かけられるような機械じゃなかった。
かけられるのは…そうだな、思い出だけですよ」
たまには嘘ぐらいつくさ。
俺もそろそろ、馴染みの店が欲しいからな。
「奥さん…亡くなったのかい」
マスターは再生スイッチを押した。ステージにベン・E・キングが現れる。
「あぁ、苦労させちまったからなぁ…あっさり先にいっちまったよ。
隣にいつまでも居てくれるって思ってたんだが…
それなのに好きな曲がスタンドバイミーなんてシャレにもなんねぇ」
マスターがしわがれた声で笑った。
そして、ステージの上のベン・E・キングに合わせてスタンドバイミーを歌った。
俺も付き合って歌った。
いつの間にか、店に居た全員が歌っていた。
マスターに、また来るよと挨拶して外に出る。
ギラギラしたネオンライトの街だ。
さっきまでのソウルフルな時間が夢のように思える。
胸ポケットから携帯を取り出し、本部に報告した。
「あ、ベアードです。局長、今回は空振りでしたよ。
…えぇ、店にあったのは古びたプレイヤーだけです」
夜風が火照った頬に心地よい。
「えぇ。違法ソフトは無いですね。最新ソフトも
かけられるような機械じゃなかった。
かけられるのは…そうだな、思い出だけですよ」
たまには嘘ぐらいつくさ。
俺もそろそろ、馴染みの店が欲しいからな。