「おっかしいなぁ。何でアカンかったんやろ。」
剛田はエクソシストのリーガン並みに首をひねっていた。

「社長、やはり白蟻はまずかったのでは…」

「何でや。白蟻て滅茶苦茶勤勉なんやでぇ。どんな固い材の
家でも、ボロボロにしてしまうんや………あぁっ!」

やっと気付いたんかいな、このアンケラソと社員たちが
ヒソヒソとささやきあう。

「はい、私語禁止。そこ、バケツ持って立たすぞ」

ええか、と再び剛田はググ~っと会議室を見渡した。

「もういっぺん頑張って上場したらええ。イメージキャラは
適当でええ。 もう、d(^-^) にしとけ。
それよりもサービスや。ええか、引越し先に盗聴器が無いか
サービスで調査するっちゅうのがある。
あれ、あれや。」

剛田が考えたアイディアは、業界の話題を独占した。
万人向けとは言えないが、一部ユーザーから熱狂的な
指示を受けた。

「あなたの引越し先、秘密の霊や不要な霊が憑いてませんか?
d(^-^)マークの剛田運送は、専門の作業員によりサービスで
除霊しております。」


半期を待たずして、
剛田運送は上場復帰した。