「それで、きゃつの胴体を木に縫い付けてくれるか」
「なるほど…わかりました。では早速」
又佐は軽々と八番を構えた。やはり、ただの爺では無い。
二の腕の筋肉がはちきれんばかりに盛り上がっている。
己の身長を軽く超える八番の槍を持ち、弓のように反り返った。
「参る」
びょう、と風を切る音がした。
見えない。あれほど大きな槍が飛ぶ様が見えなかった。
ゴン、と音がする。
八番の槍が深々と大蛇の胴体を木に縫い付けていた。
太郎丸の目が真ん丸く開かれる。
「すげぇっ!なんだこの爺ちゃんは」
深く突き立った槍は、大蛇の動きを著しく制限している。
丁度、鎌首の下辺りを刺されていたのだ。
「さすがだな、又佐。あとは俺が仕留める」
愛刀を抜き放ち、十兵衛が大蛇に向かった。
要所を縫いとめられている為、鎌首を持ち上げることすら出来ない。
十兵衛は、あっさりと間合いを詰めた。
たちまち鬼女の角を断つ。返す刀が袈裟切りに首を落とした。
この間、数瞬。
二十四へ
「なるほど…わかりました。では早速」
又佐は軽々と八番を構えた。やはり、ただの爺では無い。
二の腕の筋肉がはちきれんばかりに盛り上がっている。
己の身長を軽く超える八番の槍を持ち、弓のように反り返った。
「参る」
びょう、と風を切る音がした。
見えない。あれほど大きな槍が飛ぶ様が見えなかった。
ゴン、と音がする。
八番の槍が深々と大蛇の胴体を木に縫い付けていた。
太郎丸の目が真ん丸く開かれる。
「すげぇっ!なんだこの爺ちゃんは」
深く突き立った槍は、大蛇の動きを著しく制限している。
丁度、鎌首の下辺りを刺されていたのだ。
「さすがだな、又佐。あとは俺が仕留める」
愛刀を抜き放ち、十兵衛が大蛇に向かった。
要所を縫いとめられている為、鎌首を持ち上げることすら出来ない。
十兵衛は、あっさりと間合いを詰めた。
たちまち鬼女の角を断つ。返す刀が袈裟切りに首を落とした。
この間、数瞬。
二十四へ