スピード社の水着に対抗して、国産の水着も頑張っているらしい。
今日発表された新素材は、なんと五秒も速くなったという。
水泳の達者である嫁はんが言うには、五秒ってのは
とんでもない違いだとか。

凄いねぇ。
選手が頑張れば勝てるってもんじゃないんですな。

とここまで書いて、ふと思ったのだが。

じゃあ、通常の素材の水着しか使用できない国の
選手は絶対に勝てないのだろうか。
どれほど努力しても、資本に勝る国には勝てないのだろうか。
水泳だけではない。
ほとんどのスポーツがそうなのかもしれない。

参加する全員が同じ素材の水着で競ったら、などと
いうのは素人考えなんだろうなぁ。

けれど俺は夢見る。


そこにいるのは、名も知れぬ国から参加した選手だ。
周りの選手達が失笑するような古臭い水着を着用している。

スタート。

彼はまるでイルカのように泳いでいく。
泳ぐことが楽しくて仕方ないとでもいうように、
笑顔と共に泳いでいく。

最先端の技術で武装した選手達が遥か後方に
離されていく。



そんな事がある筈は無いとは思うが。
微かに期待しながらオリンピックを待つとしよう。