「ほんとだ。痛くねぇ」

もういっぺん、目から出たお彩を家に帰し、いよいよ治療でございます。


「原因はその本じゃな。どれ見せてみなさい。ふむ、ことわざ辞典とな?」

藪庵先生、じっくりと調べてましたが、「うむ、これじゃいっ!」

「わかりましたか」

「これをば見なされ。この本は、返却期限を三年も過ぎとる。その事を恨みに思うたのじゃ」

「ははぁなるほど」

「どうじゃ、舌をまいたじゃろ」

「だかるぁぁぁ、遊ぶぬぁぁぁ」

「えらい舌のまきっぷりじゃ。プライドのアナウンスができそうじゃな、では図書館に返しに行こう。それで終わりじゃ。」


「あ、ちょいと待っつくんねぇ」

熊さん、慌てて自分の家に戻ってきました。

家の門に立ち、大声で笑います。

「どうした。とうとう頭が」


「違いまさぁ。最後に一つだけ。
笑う門には福来たる」


さて、もう少し返却を先送りにいたしとぅございます。

皆さんも、ご一緒に。

笑う門には福来たる。