彼等は文字通り必死
だった。

いっその事、ゾンビに
なってしまえば苦しみ
も無くなるのかも
しれないが、三人とも
しぶとく逃げ回って
いた。


しかし、ここに来て
弾も尽きた。

「もうおしまいだ。
俺達も食われるんだ。」

一人の言葉に他の二人
も絶望の色を隠さず
頷く。


その間にも激しく扉が
揺さぶられる。


「…なぁ。一つ聞いて
いいか?」

「なんだよ。」

「あのな、あいつら
…何で俺達人間を襲う
んだ?いや、というか
何故俺達が餌だと
判るんだ?」

三人が互いを見つめ
黙り込んだ。

「そう言えば…」

「だよな。俺達と
あいつらの違いって
何だよ?」

それが判れば、もしか
したら逃げ道がある
かもしれない。

三人は懸命に知恵を
絞り始めた。