燕の子が四羽、巣から落ちていた。
このままでは幼い命が散ってしまう。
男達は立ち上がった。
だが、手持ちの脚立は1mの物しか無い。
巣は遙か彼方に見えた。
そこに一人の男が呼ばれた。
男の名はつくね乱蔵。
彼はその大きな手で優しく燕達を包み、脚立の天辺で思い切り背を伸ばした。
入った。
四羽ともが無事に。
地上に降り立った彼は、格好つけて燕に手を振った。
「もう少しだけママに甘えてな」


あ痛たたた…降りる時に膝打っちゃったよん