某国地下。
国家の威信を賭けたプロジェクトが実施されようとしていた。
核実験である。
国連からの強い警告も無視し、プロジェクトチームは
着々と計画を進めていた。

本来ならば、核実験が出来るような資金力は無い。
だが、知恵と人材は豊富にある、というのがチームの
モットーである。

彼らは、まず実験場を用意した。
とはいえ、まともなブルドーザーが一台も無い現状で
核に耐えうる設備が作れる筈もない。

チームは、しかし諦めなかった。
諦めたが最後、自分達の身が危うくなるのだ。
彼等はツルハシとスコップを用意した。
そしてガムシャラに掘り進めたのだ!
二ヵ月後、巨大な落とし穴が出来上がった。

「まずは第一段階終了」

「もう実験は成功したも同然」

「さぁ、さっそく実験開始」

そこで彼等は気付いた。

「核爆弾は?」


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