昨日から、嫁はんの体調がよろしくない。
早めに寝かせたが、今朝もまだ起きられぬ。

とりあえず、娘と俺の分の弁当を作る。
今日の玉子焼きは上手く巻けた。

まだ熟睡していた娘に声をかけ事情を話した。

若様を起こしに行ったら、彼はもうトイレに向かった後であった。

台所に戻り、ココアの用意。
娘はサッサと朝ご飯の用意をしている。

「おとーしゃん」

おはよ…どしたん、若様。下まる出しだが。
おつんつん見えてるよ。

「ぬぐの、まにあわなかったから」

そか。がんばったから良し!
さ、服着替えてご飯食べなさい。
いいかい、若様。
よく聞いてくれ。
君の大好きな、みんなの大好きなおかあさんは、今お病気です。


若様、真剣な眼差しで聞いている。


だから、みんな協力して、自分に出来ることをキチンとやろう。
いいね?

「うん」

君に今出来るのは、朝ご飯をちゃんと食べることだ。


「はい」


まぁ驚くほど綺麗にご飯を食べましたよ(笑

「お父さん、行って来ます」

あぁ、頑張ってこい娘よ。

「…何かあったら直ぐに連絡して」


普段ぶっきらぼうな娘は、それだけ言い残して登校しました。

若様の登園は義父さんに任せました。

あのね、嫁はん。

みんな朝から、よくお手伝いしてくれたよ。

若様も泣かずに元気良く出かけたし、いつもブツブツ言ってる娘は、君のことをものすごく心配してた。

だから早く良くなってください。



昨日作る筈だったイカリングフライ、楽しみに待ってます。