裏祭定め
勝敗は相手方陣地に
ある旗を先に奪った方
を勝ちとする。銃以外
何を使用しても良い。
旗を取れない場合でも
相手方が戦意喪失、
又は戦力が無くなれば
負けとする。


ねぶたは巨大な山車を
武器としていた。
試合開始の太鼓が鳴らされたと同時に、その山車が動き始めた。
ラッセーラ、ラッセーラの掛け声に乗り、
祇園祭に突っ込んで行く。

対する祇園祭月鉾は、
まだ動く素振りすらない。臆してしまったか、祇園祭。

その時ようやく、コンチキチと鉦の音が響いた。
たおやかに、ゆるゆると動きだす月鉾に、
ねぶたが正面から突っ込んだ。
だが、ねぶたの真の恐ろしさは実はここから始まる。

ハネトと呼ばれる若者の集団。これこそが、裏祭衆に恐れられた青森の強さだった。

底知れぬ体力で、奇声をあげ、各々がバットや木刀を振りかざすハネトが、月鉾を目指す!