日本へ帰国するために、サンペドロの街をでてカラマ空港へ向かった。
カラマ空港について、チェックインカウンターの搭乗手続きに並んでいた時のこと。
足の痛い幸四郎は少し離れたベンチで座っていると、係りの人に話しかけられて、言葉がわからずあたふたしている。
近寄ってみると、
彼は足をどうしたの?
病院はいったの?
と係の人はわたしに聞いてきた。
は!!
まさか特別待遇??
ビジネスクラス??
私の思考はポジティブというより、欲にまみれていた 笑
けが人でもないわたしがビジネスクラスにのれるわけでもないのに・・・。
わたしたちはチェックインカウンターへ案内された。
ちょっと偉い雰囲気のおばさまが
彼の体調は?
病院に行ってないんだって?
医者の許可がないなら、彼に何かあってもうちは責任とれない、というこのドキュメントにサインしてちょうだい。
でないと、彼を飛行機にのせることは出来ないわ。
といった。
あ、、、、
そういう話か Σ(゚д゚lll)
幸四郎はすぐサインをした。
そしてそのおばさまは
ストックは機内に持ち込めないから、車いすを手配するわ。
とちょっと面倒くさそうにいって車いすを用意してくれた。
2時間弱でサンティアゴへ。
飛行機が到着すると車いすをもったスタッフの人が迎えにきてくれていた。
その後、空港からホテルへ移動するのにタクシーをつかうことになったのだけど、
TAXI
TAXI
と客引きが多いから、
まるちゃんとわたしは空港内なら安全だろう、とタクシーカウンターへ向かい、そこでバンを2台お願いした。
そして案内されたのは、、、、
TAXIとは一言も書かれていない普通のバン。
中にのってもメーターはない。
親分みたいな、偉そうな男性は運転手に小遣いをこっそり渡していた。
はっ・・・
これは・・・・
白タク・・・・
笑
翌朝、ホテルのカウンターでタクシーを呼んでもらい、空港にいくことに。
すると・・・・
また白タク?!
笑
しかも2台頼んだのに1台しか来ない。
9名乗りのバン。
時間もないのでわたしは運転手さんに
これにみんな乗れないかなぁ?
と提案してみたらあっさりOK.
わたしたち9名プラス9個のスーツケースと、9個のリュックがあった。
後ろに詰めるだけトランクを詰め、その後人間が座席に座り、
最後には太ももの上にスーツケースなどの荷物をのせた・・・・
みんな太ももにのった荷物で前も見えない。
なんとか全てを詰め込むと、ドライバーは2台分の金額をうちらに請求・・・
いやいや・・・1台だけしょ。笑
こうちゃんの、ほぼ日本語での交渉のもと(笑)少し安くしてもらい、無事空港へ向かったのでした。
海外は色々あって面白い。
こんなこと日本じゃ体験できないからね。
日本の常識は、一歩日本をでれば常識じゃなくなる。
海外って自分の常識を壊すのにもってこい。
わたしたちは、元々、
幸せも不幸も
自由も不自由も
良いも悪いも
なにも存在しない透明な世界に住んでいる。
そんなことを教えてくれたのはキューバでした。
二十歳過ぎの私には衝撃的だった国。
わたしはこの国に1年住みました。
キューバは社会主義で、
国民はパスポートを持つことを許されていない。
え?小さな島国(キューバ)からでれないの?
そんなの悲しすぎる。
こんなに世界は広いのに。
素晴らしいところがいっぱいあるのに。
それを見ることがなんで許されないの?
物も少ないし、不便だし、情報も入ってこない。
この国に自由は全然ないじゃない。
わたしはキューバの社会主義と言うしくみが全く理解できなかった。
国民の幸せのため?!
そんなのウソだ!!
そう思っていた。
でも毎日とっても楽しそうに、幸せそうに、キラキラと生きるキューバの人々と過ごす中で、
わたしが見て感じていることは、
ただのわたしの価値観であり、
わたしの世界でしかないんだ。
ということに気づいたのでした。
勝手に、キューバの人を
不自由でかわいそうな国民
にわたしがしていただけだった。
不自由なのは偏ったわたしの心だった。
自由は外にあるんじゃなくて、
誰かに与えられるものでもなくて、
自分の心にあるもの。
悲しい世界も、
幸せな世界も、
苦しい世界も、
楽しい世界も、
本当はなんにも存在しなくて、
自分が体験したい世界をただ体験しているだけ。
どんな世界を自分は生きたいのか?
ただそれだけなんだ。
自分が何を美しいと感じ、
何に喜びを感じ、
何に楽しさを感じるのか。
そこにこそ、
わたしたちの自由があるんだと思う。
気づけば常識にとらわれたりしてしまうけど、こうして海外にでると、色々思い出させてくれる!
もっといろんな文化や人々に会ってみたい、と久々に思いました〜!
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