みなさんこんにちは。
さて、今まで首のしこりの巨大化から上咽頭がんの発覚、がんの治療終了までを当時の心境とともに綴ってきました。
2月のPET検査、先日4月12日のCT/MRI検査でようやくがんの消滅を確認できて、今後5年間の経過観察のフェーズに入ることができました。
昨年の6月に総合病院で初めて診察を受け、その後医大病院でがんが確定し、治療はがんセンター病院で行いました。
2021年6月から2022年の4月までの10ヶ月間の検査や治療でかかった費用は約140万円です。
今回はこの内訳について公開したいと思います。
がんはお金がかかると言われますが、まさにその通りです。
おろかにも自分はがん保険を40歳の途中でやめてしまっていたので健康保険を使用しての3割について全額自己負担でやりました。
日本には高額医療費制度という仕組みがありますので、ある限度額超えてしまった金額については免除される仕組みがあります。
この高額医療制度は収入に応じて区分分けされており、それぞれの区分で自己負担額の上限が決まっています。
私の場合、昨年度の収入が高かったため上限区分の252,600円+(総医療費-842,000円)×1% での治療となりました。
月額上限約26万円ですね。つまり、月に支払う医療費が26万円までは自己負担となります。
私の場合は幸いにも通院ですべての治療をすることができましたので仕事を休職することなく治療を終えることができました.
ですが、ほとんどの方が仕事を休職して入院を伴う治療をされていますのでその前後の休職期間の収入減も考えると、負担額はもっと掛かるものと思われます。
健康保険には傷病手当という一定期間の収入減を保証する制度もありますがこれを使っても一時期会社を離れなければならないマイナス面は大きいと思います。
高額医療費制度については以下を参考にしてください。
標準報酬月額83万円以上の区分
252,600円+(総医療費-842,000円)×1% 上限超える月が4回目からは140,100円
標準報酬月額53万~79万円 の区分
167,400円+(総医療費-558,000円)×1% 上限超える月が4回目からは93,000円
標準報酬月額28万~50万円 の区分
80,100円+(総医療費-267,000円)×1% 上限超える月が4回目からは円
標準報酬月額26万円以下の区分 57,600円 上限超える月が4回目からは44,000円
低所得者(住民税非課税の区分) 35,400円 上限超える月が4回目からは24,600円
私の治療にかかった医療費の月毎の内訳になります。
6月 合計 47,200 CT検査・細胞診など
7月 合計 226,500 PET検査37,000円、抗がん剤治療1回目99,00円 2回目65,000円
8月 合計 267,500 抗がん剤6回分(うち1回分は限度額越えで免除) 253,000円
9月 合計 296,000 抗がん剤1回 78,000 胃ろう手術・入院136,000
放射治療3回 抗がん剤治療1回 65,000円
10月 合計 293,000 放射線治療21回 抗がん剤治療4回
11月 合計 144,000 放射線治療 11回
12月 合計 29,000 胃ろうから入れる栄養剤など
この月の合計費用の中には交通費や栄養剤なども含まれているため純粋にがんの検査や治療にかかった金額ではないのですが、だいたいこんな感じです。
抗がん剤の種類にもよりますが 1回 65,000円前後
※抗がん剤治療は前半戦の導入化学療法での場合です。
この中に含まれる分子標的薬のアービタックス(セツキマシブ)が35,000円くらいする高い薬です。
後半戦のシスプラチンは1回7,000くらいだったと思います。
放射線治療 1回11,000円 x35回
検査もなかなかの額でCT/MRIのセットで17,000くらい
PET-CTは35,000くらいです。
昨年度の医療費関連費用は130万、今年に入っての検査で10万くらいですので
3割負担で140万の実費となっています。
自分の場合は高額医療費の限度額クラスでの一番上の区分だったのでほとんどその恩恵にあずかることができませんでした。
ただ、クラスが一つ下がるだけで85,000も違ってきますのでここまでの金額にはならないと思います。私の支払った費用は最大値と考えていいと思います。
今までかかった費用が高いのか安いのか、今後の人生次第でその考え方が違ってきますね。
取り返そうとかそういう感じではないのですが、このつらかった治療と経済的な負担で得た命を生かしていきたいと思っています。
ちなみにこれで終わればがラッキーですが再発が多いのもこのがんの特徴です。そうなったらまた抗がん剤治療や手術が待っています。その時はまた結構なお金が飛んでいきます。
がんと付き合うことはほんとうに厳しいです。