今年のデモ初めは1月15日渋谷の小沢支援だった。
なぜか心がうそ寒いデモだった。

小沢裁判の一連の流れで、「強制起訴」なるウルトラ技を、検察審査会に出させた「誘導」を行った検察は、その誘導に導く供述証書さえ、「後の作文」である事が明らかになった。
政権交代直前の民主党副代表石井一議員をターゲットとした、大阪郵政村木事件は壮大なデッチアゲだった。
前田元特捜検事のフロッピーディスクの欺瞞が明らかにならなければ、村木さんは今、獄の中だろう。

当時の民主党代表と副代表に露骨なトラップを仕掛けた。

「フロッピー前田元検事」氏は、小沢裁判に呼ばれてこう言った。
「私は割り屋(供述をうまく引き出す者)として、東京に呼ばれた。でも、最初から4億円が企業からのカネだと突っ走っていたのは一部の人だけで、残りの人は「ここまで引っ張って何も出なかった。」という諦念だけだった、という印象だった、と述べた。

「私が裁判長だったら、この裁判は無実にします」と、前田氏は公判では言った。

とても悲しい裁判が行われていると思う。

裁判が長引けば長引くほど」、小沢一郎の賞味期限は短くなってしまう。

どうしても不安だ。

小沢一郎が一番気にしていたのは、数10年前から政治資金の記録だ。
1円単位まで、政治資金を刻銘に付けていたのは、狙われる恐れがあったからだ。

特捜検察に20年以上前までの(夫婦共々)貯金通帳を押さえられた小沢一郎に、どんな小細工ができる。

特捜が追いかけた。でも何も出ない。
そんな小沢一郎が好きだ。
タバコを吸わない新年を迎えようと、12月上旬に禁煙外来の門を叩いた。
3月11日ショックで喫煙を再開してから体調は下降一方。もともと呼吸器系に疾患のある僕にとって、喫煙が大敵なのは自分が一番分かっている。
それでもズルズルと喫煙を続け、年末頃には徒歩のデモでさえ多少のシンドサを感じるようになってしまっていた。

これじゃマズイ。2012年はタバコを吸わない新年を迎え、元気に街頭に飛び出すのだ!
わりと気軽に禁煙外来の門を叩いたのも、前回の禁煙でもお世話になった経験があったからだ。前回の処方薬「チャンピックス」は劇的に効果的であり、副作用といえば強い吐き気くらいなもんであった。
そして僕は楽な「禁煙の成功例」を経験則として持ってしまっていたのだった。

$一平おじさんのブログ-チャンピックス


しかし今回のチャンピックス服用で経験した副作用の強烈さは前回の比較にならなかった。
まぁ冷静に考えてみれば、脳内のレセプターをいじくり、アセチルコリンとニコチンの通路を薬の作用で封じ込めるという作用なのだから、前回の副作用の軽微さが普通ではなかったのかもしれない。

まず最初に来るのは吐き気。でもこんなものなど、どうということもない。
一番きつかったのは精神の低迷というか、心の沈み込みであった。脳みそをいじくる薬なんだなと、しみじみ感じた。とにかく気持ちが萎えていくのだ。
うつ病の人には処方できない、なぜなら自殺する可能性が高まるからだそうだ。これを実感できた。
特捜検察などに義憤を感じて街頭に飛び出し、自由報道協会の記者会見に参加し、現民主党政権を糾弾するブログをやってきた自分は、鬱的な要素は少ない方であると思う。
それが、だ。
不思議なくらいに気持ちが沈んでいく。何をする気にもならないし、口をきくのも億劫だ。デモ?東京なんて遠過ぎる。ブログ更新?そんな気力などわくわけがない。

それから就寝時の皮膚表面のチカッという痛みのようなもの。体中のどこかで不定期にチカッとくる。その度に布団を跳ね上げ飛び起きる。チカッとしたところに何か障害があるわけではない。脳みそが偽情報を送りこんでいるにすぎないのだが、真夜中に度々跳ね起きる苦しみは十分に僕を苦しめた。

それから「悪夢」。眠りそのものが「チカッ」で寸断される中で、疲れ果てて見る夢。
卵の顔をした兵隊達が、お互いに頭突きしながら戦争する、そんな夢。
不思議の国のアリスのようなハチャメチャさだが、決して楽しい夢ではないのだった。

12月にもいろんなことがあった。
小沢裁判で、「村木郵政省裁判」で証拠捏造で訴追された前田元特捜検事が、「妄想に近い訴追だと思う。私が裁判官だったら無罪にします」と証言して、傍聴席から失笑がもれたという。


今現在、チャンピックスの副作用に慣れつつある。







陸山会事件の裁判では、片や検察側、片や弁護側の証人として出廷し、世間にその不誠実さや不透明さを露呈させ、世間に一族間の恥を曝した水谷建設。

なにせ社長や元社長や会長や元会長がゾロゾロ出廷しては
「確かにカネを渡した。」だの
「検察官に言われて想い出しました。」だの
「渡したという事実は確認してない。」だの
「裏金だから帳簿はない。」だの
「裏金だからこそ帳簿はあった。」だの
目茶苦茶に相反する証言をしていた。

この一族はどんな内部構造になっているんだろうと傍から見ている僕たちにも興味深かったものであるが、8月には内紛が頂点に達し、社長である水谷紀夫氏を、元会長水谷功氏を中心とした勢力が元社長達を巻き込み解任してしまった。

この世俗の垢にまみれた水谷建設が今月に入って「会社更生法」の適用申し立てを行ったそうだ。

時は師走。真面目に生業に精進している会社だって資金繰りに右往左往する時期である。水谷建設も背伸びなどしないで、中小建設業者の枠を守っていれば、それなりの延命は可能だったろう。
しかし彼らは執拗に政治に絡みたがる習性をもっていた。だからこそ、ここぞという時に、特捜検察にいいように利用されてしまった。

プルサーマル原発に首を縦に振らなかった佐藤栄佐久前福島県知事に賄賂を贈ったと証言し、佐藤氏を知事の座から追い落とし、刑務所に入れたのも水谷建設トップである。後にこの贈賄は偽証であったことが明らかになり、判決では「収賄金額ゼロ」を認定したものの、「無形の利益の享受」という屁理屈をこじつけ、有罪にしてしまった。水谷建設と検察の妙な結びつきは当時から不思議がられたが、脱税で内部に手を突っ込まれていたことが明らかになった。

「弱みを突っつけば水谷は何でもやるぞ」と、検察は思ったことだろうし、陸山会裁判でも利用した。
そして「陸山会裁判」途中で、世間中に内部の分裂を晒したのである。

こうした姿で水谷建設の業績が上がる訳がない。いつ疑獄事件に巻き込まれるかも分からない相手に工事を発注するなどとんでもない酔狂だ。水谷建設の業績などグチャクチャになるに決まっている。
かくして、水谷建設は善良な社員を無理やりに巻き込みながら、トップ一族の悪行と内紛のせいで、会社更生法申請に突き進むことになった。
会社更生法の申し立てを行ったのは8月に解任された「水谷紀夫前社長」である。もうこれほど目茶苦茶な一族もないかもしれない。
これから、内紛第2幕の始まりであり、勝手にやってくれという話だ。

ただ、陸山会裁判には大きな影響がある可能性がある。一族の利害関係が一旦ガラガラポンの状態となるので、検察への配慮や前任者との口裏合わせなどいつでも放棄することが考えられる。いつまでも過去の証言のしがらみを順守するほどの矜持を持ち合わせている人達とは思えないからだ。

やくざな体質と企業精神で上を目指そうとした水谷建設は、内部からの「会社更生法申請」で今や崩壊寸前だ。

そんな会社の最上層部の暗闘を隠しながら、水谷建設は11月末に対暴力団の社内講習会を警察などの協力で本社開催したという。

$一平おじさんのブログ-何の冗談講習会


まるで冗談のようだが、真面目に拝聴している社員達がある意味気の毒に思えてくる。
数日後に「会社更生法申請」なんて夢にも考えていなかっただろう。

証拠が何もなく、水谷関係者の証言だけで「推認」で「有罪」とした陸山会裁判。覆る日はそう遠くないはずだ。