2019年度 35本目の劇場鑑賞
いやあぁ、この作品はどう解釈しましょう⁉︎
単なるアメリカンコミック作品や、ヴィランもの、バットマンシリーズのスピンオフ、ジョーカーの誕生秘話、と思ったらだいぶ軽率なんですよねー。
いや、ジョーカーの誕生秘話なんですよ、でも!
今のアメリカ(昔もそうかも)が、国民総ジョーカーだって事ですよ。
いや、言い過ぎか。
国民半ジョーカー‼︎笑
だって、電車では全部ジョーカー。
ラストの暴動シーンも全部ジョーカー。
顔は誰も明らかじゃないけど全部ジョーカー。
みーんなジョーカー。
それだけ、暴動に繋がるほど鬱憤や不満がもはや爆発寸前だって事ですね。
テーマは完全に、アメリカの格差社会、分断社会。
人種差別、不法移民、銃規制、社会保障などあらゆる問題がインサートされた作品に思えました。
アメリカ国内では肥満問題というのもあるらしいですが、心なしか作品内で殺されるシーンがピックアップされていたのは、なかなかファットな方だった様な、、、
ジョーカーはもはや劇中ではヴィランならぬヒーロー⁉︎ばりの存在となりました。
物語としては、コメディアンを夢見る優男アーサーが狂気溢れる史上最悪のヴィランと化していくまでの過程が綴られます。
前半は、ホアキン・フェニックス演じるアーサーが現実と妄想を行ったり来たり、観客をも動揺させる意図ありだし、理解不能だったりもして。
後半に対する静のアプローチで少し眠くなったりもする。
後半は一転。
ラスト30分は、映画史上に残るシーンの連続と言って良いんじゃないでしょうか?
カメラワークや構成など、作品としての出来も素晴らしく、2019年を代表する作品になってると思います。
とにかく、ホアキン・フェニックスの演技が特筆もの!
これ以上の演技って有りますかね⁉︎
全ての表現においてシビれました。
この作品において、90%以上はこれを語るべき!と思います。
デニーロも◉!
スコセッシが関わったっていうのもうなづける。〝タクシー・ドライバー〝も〝キング・オブ・コメディ〝も入ってるし。
一国の社会問題を、1人のヴィランに象徴化、具現化してるという私の視点からすると恐ろしい作品だと感じました。
評点・・・★★★★☆ 4.5
『ジョーカーの意味って道化師はもちろん、もともと貴族や王様に批判的な意見が言える人、みたいな意味もあるみたいです。だとしたらやっぱり解釈はドンピシャかな⁉︎ しかもジョーカーの登場するカードゲームはモロに〝トランプ〝って笑』
