2019年度 37本目の劇場鑑賞
注目してたが、たまたま見逃してしまった〝タレンタイム 優しい歌〝のヤスミン・アフマド監督のデビュー作。
最近は、韓国はもとよりベトナムやレバノン、インドネシアや中国などアジアや中東でも良い作品が沢山あって、この地域での作品に大いに注目してる(ハリウッドやヨーロッパの作品はだいぶ食傷気味)。
この作品も期待して観たが、結論から言うとそこそこしんどかった(批評サイトの評価は押し並べて高いのだが)。
舞台はマレーシア。
マレー系の裕福なお嬢様と中国人の貧しい家庭の不良っぽい少年の淡い恋物語。
ストーリーは、一昔前の日本でのTVドラマみたいなお約束的ありがちパターン。
暴力と貧富の差と禁断の恋みたいなモノを絡み合わせる手法というか。
不可解なシーンも少なくなく、共感出来るストーリーもほぼなく。
ラストの演出はヒドイ。
単純に言ってもあれはベタ過ぎるというか完全にシラけた。
もう少し方法はあったでしょ⁉︎
私の様なオジさんの観賞に耐えられるべき内容ではなかったが、まだ成長途中の若者諸君であれば共感したり自身を投影したり出来るのであろう。
あまり的確な表現ではないが〝ウエストサイドストーリー〝や〝ロミオとジュリエット〝などの名作を、舞台を変え少し現代風にアレンジしたまでは良いが、もう一つ二つのハッとさせる何かがあればまた違った。
スクラッチノイズがかなりあり(意図的⁉︎)、フィルムで撮ったであろうが、その良さを活かしきれてない気も。
カラー彩度は意図的に落としている。
ただセリフ回しは、なかなか良かった。
ハッキリとは覚えてないが、この作品はそこにこそ一番の重きを置いてたのだと思う。
完成度はかなり低いと思うのだが、いわゆるデビュー作としては初々しくて良いのかも⁉︎
サザンの〝勝手にシンドバッド〝とかBEATLESの〝love me do〝とか(古すぎるか笑)。
これから色を付けていく無色透明な若者達の群像劇をセンチメンタルに描く、この監督のワールドにハマるほど私も若くないということが良くわかった。
オジさんもついついハマってしまうラヴストーリー映画は最近なかなか出会うことはないですね(永遠に無理かな?)。
それでも〝タレンタイム 優しい歌〝は自分の好みに合う作品の予感がする。
どこかで観たいとは思う。
評点・・・★★ 2
『兎に角、登場人物が日本の有名人に見えてしょうがなかった。以下、列挙してみます。長渕剛、宮里藍、濵田マリ、山村紅葉。観た方はわかるかな?〝細い目〝は読んで字の如くではなく、〜Chinese eyes〜の意なんですね。知らなかった。』
