(モッサン 旧作)

2007年度作品  netflix にて鑑賞


1970年前後にアメリカで起きた連続猟奇殺人事件を題材にした作品。

事件自体は今も未解決。
当時、最重要参考人とされた男は既に他界している。

つまり、この未解決事件を題材にしたという事はストーリー自体にオチがないという事。

そこを、どういう視点でどういうストーリーの切り取り方をして魅力的な作品に仕上げるのか⁉︎
そういう意味ではさすが、デヴィッド・フィンチャー監督の手腕で独特な世界観を作り上げてる。

当時、犯行予告や暗号を送りつけて来た犯人探しに執着し、人生を翻弄された3人の男達が主人公。刑事(スコット・ラファロ)、記者(ロバート・ダウニーJR)、最も執着した新聞社お抱えの漫画家(ジェイク・ギレンホール)。

この3人の執念や、後悔、諦め、犠牲を中心にストーリーは運ばれる。

長尺作品だけに、人によってはダレてしまう箇所もあると思うが、3人の痛々しいまでの(特にギレンホールの)演技に引き込まれる。

容赦のない猟奇的な殺人場面などは、その筋が好きな方々には好まれるかと。


おススメ度・・★★★☆  3.5
『サスペンスやミステリー作品として没入せず、実話(あるいは人間ドラマ)として少し俯瞰的に観るとこの作品の良さはプラスされるかも。見方によって印象、感想が変わってしまう気がした。』