(sheen 新作)

2019年度  32本目の劇場鑑賞

 
アイスランドで合唱団の指揮・指導をしている独身の中年オバサンの裏の顔は過激な環境活動家だ。アルミ精錬所(中国の資本を入れ大きくする予定)を妨害するためにその施設へ電気を供給している送電線を単独で何度も襲撃し、ニュースにもなり、国家的問題になっている。そんな彼女へ4年前に申請した養子縁組の通知が届いた。ウクライナの紛争で孤児になった4才の女の子だ。今の活動の中での養子受け入れということで困惑するが家族を持つことを決意する。しかし再度の送電線襲撃後ウクライナに女の子を引き取りに行こうとしたところで逮捕され、投獄されてしまう。ところが彼女には双子の姉がいて・・・・・・・。
 
すばらしい!
 
まずは映像だ。アイスランドの自然が壮大で、その草原や山をバックパックを担いで走るオバサンがかっこいい。めげない、動じない、用意周到、そしてアスリートの素敵なオバサンだ。やっていることは重大犯罪なのに何故か顔が緩み応援してしまう。
 
作品中流れる音楽もユニークだ。3人組の男性バンドとウクライナの民族衣装を着た3人の女があちこちで現れ、演奏し、ウクライナ民謡を歌い、ちょっとした芝居もするが、その姿は我々観客だけに見えている。
 
ストーリー的にハッピーエンドにはなりづらいが見終わった後清々しい気持ちになること請け合い。アイスランド語も耳に心地良い。


おススメ度・・★★★★☆ 4.5