2020年  8本目の劇場鑑賞


やっと観れました。

これだけ話題になって大勢の方が観てるだろうからほんの少しネタバレになっても良いかな⁉︎

発展国で問題となっている格差社会を題材としてるし、シリアスな部分もそれなりに多いけど、それほど社会派な作品ではなく、単純に楽しめるブラックコメディじゃないですかね。そして局地ローカルな作品だ。

韓国の(特に若者の)失業率は深刻だろうけど、それは学歴偏重社会と大企業(財閥系とか)に就職するというステータスに夢破れた若者の甘えの部分も少なからずあると思う。中小企業では報酬も半分程度らしく。ならいっそフリーターでいっか、みたいな。
だから悪循環として格差が生まれる。夢破れた若者の自殺も増える。政策の不備ですよね。

なら、半地下程度の家族がここまでインテリジェンスを駆使した詐欺紛いの手口をもってして職を得るまで貪欲になるのかなぁ⁉︎と。
リアリティには遠いな、という気がした。
日本ではもちろんココまでじゃないし、金持ちはタワマンの更に上へ上へ天上界に登りピンポンすら押せやしない。

韓国作品をそこそこ観てると分かるけど、先ずは設定と脚本の妙がエグい。
意外性そしてスピード感。
この作品も肝はソコでしょう。
格差を高低差に例えたわかりやすいメタファー。
配役も適材適所でしたね。

うん、カメラワークとか大小の描写(水没する半地下や顔面生クリームケーキ攻撃とか)を含めて秀逸なエンタメですよ、コレは。


〝1917〝を観た時はアカデミー作品賞はコッチじゃないんだ⁉︎ と思ったけど、昨年の”グリーンブック〝で人種間差別や、一昨年には〝ムーンライト〝で性的マイノリティを題材とした社会派作品を作品賞にする一貫した偏向性があるので、この作品もテイスト感はそのジャンルに入るしおおよそ納得した。

しかし、タイトルの〝パラサイト〝との意は何⁉︎

単純に、主役家族ともうひとつの○○の存在が金持ち一家に巣食うパラサイトだとしたら少し安易過ぎないか(冒頭では便所コオロギの伏線があったけど)⁉︎

劇中の『石が僕に張り付いて離れない。』との台詞からソレは〝石〝だろうとも推測出来るが、最終的にはソレは凶器になる。
ワタシは、人は皆、胸に石の様な凶器(狂気)を抱えていて、それこそがパラサイトなのだとの解釈をしたが製作者の真意はもっとシンプルか⁉︎



デフォルメが功を奏している。
ブラックコメディとして評価した場合は高得点。

一点だけ物凄い突っ込み所があるんだけど言えない、、、、。


評点・・・★★★★  4
『コロナウィルス影響で学校休みになり、高校生が大挙して観に来てた。モロ出しシーンは無いけど、逆に韓国特有のシリアスで嫌らしさ全開のHシーンがあったので、思わず高校生たちの方を伺ってしまった。多分この描写が作品中で1番リアリティがあったと感じたのはワタシだけか、、、』