(sheen 新作)
2019年度 38本目の劇場鑑賞
知恵遅れの妹と二人暮らしの兄は造船所を解雇され生活に困窮する。内職では生活できないため妹真理子に売春をさせる。
明確な結末は無い。しかしながら知恵遅れの真理子が売春を仕事として、一種の生きがいのように理解してしまうところがポイントかな?
複数の男子高校生に襲われた兄が思いがけない方法で逆襲するシーンやワンカットの中で真理子の相手が次々と変わってゆき、相手の多さと時間経過を上手く表現するなど幾つかのアイデアは良かったと思う。
海岸でのローアングルのトラックバック(実際は手持ちカメラだと思う)、電柱が並ぶ道を縦方向に長いレンズで撮影し、陽炎の中を二人が歩くシーン、海辺の雲の中に太陽が透けて見える逆光シーンなど映像も幾つか良い絵になっていた。しかしながらワンショットのカットバックは手持ちカメラでなくちゃんと固定したカメラで撮って欲しい。
兄は脚が悪い設定だがシーンによって歩く時の脚の引きずり方が変わっていたり、真理子と揉めるシーンでは脚の悪さが見られない。また、引きずっている方の靴が削れていないのが不満。また、他の作品でも多く見るが、いくら空腹でもあれほど汚く食べるだろうか?
普通映画では触れない、人が見たくない題材や被写体を勇気をもって取り上げた暗くハードな社会派の作品は評価する人も多いが小生はあまり好きではない。制作の動機、明確な主張や論点がある場合を除きドラマになっていて欲しい。
おススメ度・・・★★★ 3
↓予告編



