雇用責任という意識がずい分希薄になったように思います。
以前は今ほど簡単に雇用が利益調整のために利用されるということはなかったし
経営者にも規模の大小を問わず
一旦雇用した責任は全うするといった経営の理念、哲学があったように思います。
それが薄れたのはいつからでしょうか
やはり派遣というものが一般化し
解雇ではなく
契約の解除であると
言葉巧みに言い換えられてから
「雇用は守る」といった日本的経営の美質も失われた気がします。
派遣の契約解除が一般化して
人を切るという行為に対する感覚が麻痺したのかもしれません。
今では
正社員の解雇ですら
珍しいものではなくなりました。
荒んだ空気の世の中だからこそ
改めて私は雇用責任を全うする経営を復権させたいと思います。
雇用を守る経営が高く評価される世の中にしたいと思います。
それはけして旧来の遅れた日本的経営ではなかった。
共同社会の基盤を構成する
疑似家族の生活を守るといった
人としての
根源的な倫理観がそこにはあり
市場原理かぶれの安直な合理的経営にはない
人間が共同して生きるという尊い理念がそこにはあったように思います。
