明確に株式公開を決めて
具体的な準備に入ると決めたとき
最初に補強すべきポジションはどこでしょうか
私は経理責任者だと考えています。
これは株式公開を決めた時点で
既に安定した業績を残せる営業力
そしてそれを担う営業部員並びにその部門長が既に在籍という前提です。
業績のブレが大きくては株式公開を決定する段階ではありません。
本業の力があるという前提で経理の補強が必要と考えます。
なぜ経理責任者なのか
社内に上場企業に要求される適時情報開示(タイムリー・ディスクロージャー)に向けた
体制整備が必要なためです。
経営の品質改善として
管理会計の強化とかありますが
ものごとには順番があり財務会計を満足に処理できない状態で
管理会計の話をしても意味がありません。
経営判断に必要な経営情報を
そして公開に耐える財務諸表を
正規の会計処理に沿って
自前で作成する能力が要求されます。
残念ながら私が見てきた限りでは
これから株式公開を考えようという時点で
経理に相応の人材がいた例は少ないです。
実際は中年の女性に任せている例が多い。
別に中年の女性でも構いませんが
それは適材適所ではなく、経理だから適当に任せておけという域を出ないのが大半です。
決算短信や有価報告書の経理に関する部分を作成できる能力があればともかく
実際問題としてそういうことはないので
やはりある程度、専門能力をもった人材の中途採用が不可欠です。
これがまず第一です。
今まで顧問の会計事務所に決算の業務をアウトソーシングしてきました。
これではとても数値をベースにした経営管理が行われているとは言えません。
やはり社内の人材で早期に月次決算が確定され
決算情報を元に経営行動が決定される。
これが基本中の基本となります。
このプロセスなくして株式公開準備は始まりません。
