国際映像メディア専門学校 俳優タレント科第10期生 卒業制作公演
10期生の皆さん
作・演出:平塚直隆さん(オイスターズ)
いつだったかでツイッタで情報が流れてきたこの公演。作・演出もよくお名前をお見かけするオイスターズの平塚さんですし、なんだか面白そうということで観覧を申込みしました。
当日、開場時間くらいに公演会場のi-media実習棟へ。
前はよく通りますし、2階のモルゲンロートさんでは何度か食事をしたことはありますが実習棟は初。
中に入ると、予想以上にしっかりとしたホールでびっくり。セット等もいろいろなことができそうな感じ。満員の中開演となりました。
公演はまずはステージが特殊な形。
「ロ」の字型とでも言いましょうか中心が空間になっていて、かつ後ろ半分は見えないようになっており、出演者の皆さんは【└┘】の部分のみでパフォーマンスとなっていました。
必然的に派手なパフォーマンスとか、大きく走ったりということはできないはずなのですが、そんな制限を感じさせませんし、学校の階段を登っていくとかいい演出になっていましたね。
そして出演者の皆さん、とっても生き生きしていて素晴らしいです。
基本的にやや上を向いた状態でのセリフとかハキハキとした発声とか非常に好感が持てますね。
ホントに程よい間とテンポで会話がポンポンと会話が進んでいくのも心地よいですし、出演者の皆さんの息のあったパフォーマンスも非常に良かったです。
中盤でちょっと唐突に女装の男子がでてきたときにはちょっと驚きましたけど(この演目は男子と女子が重要なファクターだったので、ご本人は男性だけど役柄としてはどういう役なの? とか)、慣れるとそれも当然の配役に思えてしまえるような(笑)トコロもいいんですよね。
あと終盤の「クシコスポスト」、山場というか見せ場だと思いますが、一生懸命というか熱演だからこそこちらも思いっきり笑えるんですよね。特に「ラ」の連打、面白かった。
お芝居トータルとしても非常に面白くって笑わせてもらいましたし、観終わったあとがなんだか非常にさわやかな気持ちになりました。
中でもやっぱり主役の堂上さん役の松川さんはさすがだな~、と思いつつ、とにかく皆さんかっこよくてきらきらしていましたね。
皆さんの卒業後の進路等はまったく把握していませんけど、ぜひともまたどこかの演劇公演で見てみたいものですね。
そのときに「あ、i-media の卒業公演で観た人だ!!」と思い出せたら最高です(笑)。
なんだかベタぼめな内容になってしまったような気がしますが、どうしてもそうなってしまうだけのクオリティだったと思います。
さらには i-media さんの他の公演(たとえば声優科の卒業公演とか)も観てみたいと思わせてくれましたね。
(i-media実習棟 無料 事前申込み)