新潟交響楽団のファミリーコンサート
新潟交響楽団は基本的に年に2回の定期公演を行っており、本来であれば今回が記念すべき100回記念公演。
ただ、記念公演として企画した演目がりゅ~とぴあでないとできない&現在りゅ~とぴあが工事中ということで、今回を「ファミリーコンサート」という位置づけにしたようですね。
開場時間ちょうどくらいに会場の県民会館へ。
相変わらず入場待ちの長い列。そしてファミリーコンサートということもあってお子様連れのお客さんが目立つように思います。
そして入場後、席を確保してちょっとロビーでくつろいでいると、開演前の注意事項のアナウンス...軽く聞き流していると(汗)、
「ライトセーバーの使用はご遠慮してください」
たぶん、聞き間違えではなかったと思います。この日の公演のメインプログラムが「スターウォーズ組曲」だからだと思うのですが、ちょっと吹いてしまいました(笑)。でも、最初からもっと注意深く聴いていたらこれ以外にもネタが含まれていたのかな~、なんて思います。
プログラム前半は、副団長の伊藤さんと指揮者の伊藤さんというお二人の伊藤さんでゆるくも楽しいトークをしながらの進行。
いかにもファミリーコンサートという趣向です。
曲はキャンディード序曲のあとに、記載のなかったサプライズとして楽曲紹介を交えながらの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」、そしてルロイアンダーソンから4曲。
聴きなじみのある曲であると同時に非常に個性的な曲でかつ楽しい曲ですが、当然のことながら演奏そのものがしっかりしていなければそういった楽しさも伝わりませんし、さすがの演奏ですね。
休憩後はトーク抜きで通常の演奏会形式、ただし曲は「スターウォーズ組曲」。
正直、スターウォーズの映画は全編通じて一度もまともに観たことがない(映画館だけでなくTV放送などでも)のですが、そんな私でもさすがにメインテーマとダースベイダーのテーマは知っていますし、なんだか心躍るものがありますね。
その他の曲もなんとなく聞いたことがあるかな、という程度で、映画の名場面と紐づくようなことはありませんが(汗)、そんな私でも充分楽しい演奏でした。映画のスターウォーズファンならもっと楽しめるのでしょうね。
また、これは「組曲」なので、堅いクラシックコンサートだったら各曲の間には拍手ははさまないというのは暗黙のルール的なところもあるかもしれませんが、この日は各曲間でも拍手が起きていました。
指揮者の伊藤さんはちょっとやりづらそうなところもなくはないですけど(拍手が起こるので、それに応えるように軽くお辞儀)、個人的にはまあファミリーコンサートだし、拍手をしたくなったらするというのはありかな、なんて。
アンコールもファミリー向けの定番中の定番「ディズニー」から美女と野獣。
全体的に気楽に楽しく聴けますしその上演奏はしっかりとしていていい公演でした。
秋はいよいよ100回記念公演ですね。こちらも楽しみです。
(新潟県民会館 自由席 1000円)