05/20 第74回 新潟室内合奏団演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

いぽぽぽぱんぱのブログ

主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

指揮:高橋裕之さん
ピアノ独奏:小黒亜紀さん

新潟室内合奏団さん

私のブログでも小黒さんの演奏を聞いたときに良く
「小黒さんのピアノ協奏曲が聴きたい」

と書いていましたけど、とうとう実現です。意外と実現まで時間がかかったような気もしますし、早かったような気もしますし...
でも、とにかく楽しみにしていました。

開場時間ちょっと前くらいに会場の音文へ。
既に30~40人くらいのお客さんが並んでいましたけど、今回はやっぱり小黒さんが良く見える場所ということで、前よりの席を無事確保です。

最終的には、前よりの席にはいくつか空席もなくはありませんが、中~後ろよりの席はいっぱいでした。充分なお客さんの入りだと思います。

まずはゲーゼさんの曲でスコットランド序曲「高地にて」。
正直、存じ上げませんでしたけど、非常にさわやかな曲ですね。
やっぱり、ホルンの綺麗な音が響くとアルプスというか(曲名はスコットランドですけど)、高原というか山のイメージが自然と沸いてきます。

また、この日はこの曲以外はアンコール曲も含めてすべてメンデルスゾーンの曲でしたけど、メンデルスゾーンの代表曲の一つにこの日は演奏はしませんでしたけど「スコットランド」がありますが、その辺繋がりのプログラミングだったのかな、なんて。


次がいよいよの小黒さんのピアノ協奏曲でメンデルスゾーンの1番。
真っ赤できらびやかなドレスで小黒さん登場。非常に美しいです。

...とにかくかっこよかったです(語彙貧弱すみません)。

最初から最後まで小黒さんに見とれていました。

曲の雰囲気としては大砲を「どかーん、どかーん」と打ってくるような感じではなく、マシンガンで「ガガガガガガガ!!!」と連射でかっ飛ばすみたいな(汗...こちらも語彙貧弱すみません)、
とにかく第1楽章と第3楽章は手数が多く、小黒さんも体全体で小刻みにリズムをとっているような、ものすごい疾走感ですね。
小黒さんの演奏スタイルとも非常にあっているように思います。

一方、第2楽章はゆるやかに情感たっぷり、やさしい音色もまた良いです。

小黒さんはあれだけの演奏をしているのですけど、余裕も見えるような気もしますし、非常に楽しんでいるようも見えます。
また終曲部分、ピアノの方が少し早めに演奏が終わって、その後でオケの締めだったわけですけど、ご自身の演奏が終わったあとになんとも名残惜しそうにしているようにも見えましたね(すべて私の主観です)。

ただ、演奏後は満面の笑みで高橋さんや小島さんと握手。いい光景です。

この曲を聴いただけで充分満足です。おなかいっぱい。


でも、休憩後にさらにメインの「イタリア」。
題名はよく耳にしますし、実際にメジャーな曲だと思いますし、第1楽章を聴いたときには「あ~、この曲か」という感じだったのですが、第2楽章以降は終楽章まで含めて正直「耳なじみのない曲だな~」。
おそらく聞いたことはあるはずなのですが、記憶力悪し、、、です(汗)。

ただ、その分新鮮な気持ちで聴けるわけですけど、この曲も全体的に一体感があっていい演奏だったと思います。

特にプログラムノートの記載がなかなかユニークで、記載内容を確認しながら聴いているのも、知識のない私にとってはまた面白いですね。

アンコールもメンデルスゾーンの曲を2曲演奏して終了。

小黒さんのピアノも高橋さんの指揮っぷりも、もちろんオーケストラ全体もとってもいい演奏会でした。素敵な演奏、感謝感謝です。

また次回の11月の公演はソリストとしてヴィオラの羽柴累さんが登場とのこと。羽柴さんは過去にもソリストとして新潟室内合奏団さんとの共演があるのは過去記録から知ってはいましたが、私自身は演奏会通いを始める前だったので観ていないんですよね。
こちらも非常に楽しみです。

 

あとついでに書いてしまうと、過去記録をみて、聴きたいソリストさんがたくさんですけど、特に井上静香さんと石井朋子さんの協奏曲はぜひ聴いて見たいな~、、、、気長に楽しみにしていたいと思います。

 


(音楽文化会館 前売り 1000円)