新潟市ジュニア邦楽合奏団
新潟市ジュニア合唱団
新潟市ジュニアオーケストラ教室
毎年の楽しみのジュニア教室のスプリングコンサート。
この日は他にもいろいろ魅力的なコンサートがありました。
今回のスプリングコンサートの日程は早めに把握しておりチケットも早々に購入していたのですが、その後に、クラコンだったり、中央高校14期生のコンサートなどなど他にもいろいろな公演が同じ日に開催されるのがわかってくると、「もうこれ以上ヤメてくれ~...」と、贅沢な悩みです。
そんなところ、去年は開場15分前くらいで並ぶんでいいタイミングだったということで、今年もそのくらいの時間を狙ったつもりで到着したのが開場20分前くらいだったのですが、想像以上に長い列(汗)。
コンサートホールからの列が既に反対側の入り口近辺まで延びていました。
まあ、本公演の席の心配はしていませんけど、ロビコンが見やすい場所が確保できるかな~、というのが心配。
そんな中、開場し、いつもの2階横側の席を確保して、ロビコン用に3階へ移動。
まあ、当然のことながら中央部分の一番見やすい場所は混雑しているので、脇の方へ。まあまずまずでしょうか。
ロビコンは恒例のファンファーレから始まり、各教室2~3曲程度。
どの演目もいいです。特に邦楽の「夜叉舞」、オケの「弦楽アンサンブル」、合唱の「さくらさくら」がお見事です。そして、その中でも合唱の「さくらさくら」の幻想的な美しさは聞き惚れるばかりです。
このロビコンを聴くだけでも20分並んで待つだけの価値はありますね。
その後の本公演。まずは邦楽。
邦楽特有の座ったままのお辞儀も美しいです。
初級合奏も非常に良かったと思いますし、さらに当然ではありますけど、中上級合奏は鮮やかな演奏です。毎回どんどんレベルが上がっているな~、というのがわかる気がします。
また、初級合奏の「あそびのおと」は指導者の鯨岡さんの作曲のようですけど、懐かしいわらべ歌が組み込まれていたり「薫風之音」サウンドを感じさせるような曲だな~、と。
中上級合奏では、三味線のキレのある音もお見事ですし、あとは筝の3パートといいましょうか、1st,2nd、ベース的な感じの音の違いも面白かったです。
邦楽の後は休憩なしでジュニア合唱へ。
配置転換の際に台上の大太鼓を片付ける際に、段差がついていたステージを一旦フラット→片付けた後に改めて段差をつける過程をまじまじと見れたのは珍しいかな、と。
ジュニア合唱のステージは合唱ミュージカル「サウンドオブミュージック」。
3教室どれも楽しみでしたけど、特にこの公演が楽しみでしたがいつものことながら楽しみにしていた以上の素晴らしさ。
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今回は特に役を持った皆さんのソロが多いような気もしましたけど、皆さんホントにレベルが高いです。主役の「マリア」さんのソロの歌唱はもちろん素晴らしいですが、それだけでなく演技というか存在感がすごいですし、オーラが感じられます。主役のマリアさん以外でも修道院長さんの落ち着きっぷりも良かったし、男子のボーイソプラノも非常に印象的でした。
また、当然ではありますけどソロだけでなく、バックの皆さんのパフォーマンスも合唱もレベルが高いです。そのソロの皆さんとバックの皆さんの一体感が特に素晴らしいんですよね。この辺はAPRICOT公演でも感じられることです。
ミュージカルで一連の流れにはなっていますけど、ところどころの決めどころでは思わず拍手してしまいますし、ラストの「すべての山に登れ」では感動がこみ上げてきて困りました(笑)。
休憩の後はジュニアオーケストラ。
まずはA合奏。どうしても編成的に弦楽器が弱くなってしまうのは仕方ないところかもしれませんけど、そのがんばっている感も含めていい演奏だったと思います。そしてB合奏ですけど、特に「交響三章」はジュニアという先入観なしで素晴らしい演奏でした。
各楽器のソロも非常に美しかったですし、全体としての盛り上がりもホントに良かったです。
このところ「芥川也寸志」の曲を連続して演奏しているとのことですが、そういった積み重ねもあるのかな~、と。もちろん曲自体が持つパワーもあると思いますけど、これほどのものとは思いませんでした。
またプログラムを見ると、ジュニアオケはOGの方が結構参加されていますね。毎年のことだったかは覚えていませんけど、OGとは言っても今年卒団した生徒さんだと思うのですがホントに最後の記念になるのでしょうね。
そして最後は3団体全員がステージに上っての「Believe」。これだけの人数による演技は圧巻ですね。フィナーレにふさわしいです。
観客も非常に多かったですし、毎年、ホントに素敵な公演をありがとうございます。
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