新潟リングアンサンブルの皆さん
新潟交響楽団のメンバが中心になっている団体さんですね。
潟響さんは2月にも室内楽の演奏会がありましたけど、そちらは純粋に潟響メンバの有志による演奏会、そしてこのリングアンサンブルはあくまで潟響メンバが中心ではありますけど、それ以外のメンバもいらっしゃるということなんでしょうね。
でもまあ、いずれにしても、2月の公演も本公演も無料ですし、楽しい演奏が聞かせていただけるのは歓迎です(笑)。
蔵織でのヤマモダンさんの昼の部の公演をみたあとで、急いでだいしホールへ移動。開演15分前くらいに到着。
すると既に結構なお客さん。ホワイエでは整理券を配っているみたいでした。
おそらく入場整理券を持っておらず当日のお客さんなんでしょうね。でも、そうやって入場調整をするということは事前配布の入場券もほぼはけてしまったのでしょうね。ホールへ入って私は普段だったら通路に面した席を確保するのですが空きなし。ということで、一番端の席を確保です。
その後、開演時間には前方よりの席にはぽつぽつと空きがないわけではありませんが、非常に多くのお客さん。無料公演だとどうしても整理券を持っていても当日これなくなったりということもあるとは思うのですが、これだけ集まるのは公演のクオリティによるものなんでしょうね。
開演時間となり拍手のなか皆さんが登場。
総勢で20名くらいでしょうか。だいしホールのステージだと結構狭い感じがします。特にパーカッションのお二人はちょっと窮屈そう。まあ、やむなしでしょう。
そして、指揮者(はいませんが)の位置には譜面台が置かれており、最初はなんだろう? と思ったのですが、曲ごとににちなんだ写真などが掛けられていました。
この辺もなんだか公演を楽しもうというような、しゃれっ気が感じられますね。
団長の越野さんの司会でプログラムは進んでいきますけど、普段着どおりの進行というかなんだかとってもゆるめで親しみやすいトークですし、実際に演奏するプログラムも非常にバラエティに富んだ選曲となっていましたね。
中でも吹奏楽の定番曲「ディスコキッド」を今回のアンサンブル用に編曲した曲などは一部のメンバはユーフォニウムだったりサックスに持ち替えての演奏でしたけど、それでも「弦」が入った演奏はなかなか面白いものがあります。
その後も、弦楽とピアノのアンサンブルだったり、そして最後にはビートルズメドレーなんていうのも。見どころとして各楽器のソロもふんだんに採用されており、全体的なノリは「吹奏楽」の演奏会を観ているような感じでしたね。
なんだかお客さんがたくさん集まる理由もわかりますね。
アンコールの「もののけ姫」ではリコーダーの音色まで聞こえてきたりして、そんなのもびっくりです(笑)。
無料公演にするのは本当にもったいないような公演ですね(ありがたいことですけど)。
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完璧に余談ですが、蔵織さんでのヤマモダンさんの公演のシリーズは「ヘイ・ジューニド」。これは明らかにビートルズの「ヘイ・ジュード」のオマージュなわけですけど、本公演のプログラムの最後がビートルズメドレーでさらにその最後の曲が「ヘイ・ジュード」でした。
なかなか素敵な偶然(笑)、と思ってしまいました。
(だいしホール 無料)