01/22 Noism1 「マッチ売りの話」「passacaglia」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

Noism1の新作公演 今回は2本立て。
「マッチ売りの話」と「passacaglia」。

普段の公演だとなるべく初日の公演を観るようにしていたのですが、今回は冬場だし夜公演だと大荒れになった場合とか帰ってくるのが大変だしな~、とかそんなことを考えて選択したのが開演が15:00に設定されている公演3日目。

ただ、今週後半は比較的天気も落ち着いていたし、ツイッターなどでも不思議なコメント「よくわからないけど素晴らしい」というものが多いし、初日の開演から2日間ちょっと悶々としつつ楽しみにしていました。

日曜日は午前中は蔵織さんでの江口さんと岩渕さんのインストアライブ、その後、食事して県民会館ギャラリーで開催されていた東京学館の書道部の作品展を観たあとにスタジオBへ。
入場整理番号は30番代でしたけど、最前列で鑑賞しました。

以下、まだ今週も新潟公演、来月は埼玉、そして新潟への凱旋公演がありますので、細かいところは省いた上でいろいろと雑感を(まあ、細かいところは書こうとしてもかけないですけど(汗))。

■第1部「マッチ売りの話」

・前回の「ラ・バヤデール」が壮大なスケールの作品だとすれば、世界観の広さとか雰囲気からすると非常にこじんまりとした作品というかマニアックという印象。それは決して良い/悪いではなく、なんだか深くなっているな~、という感じ。

・金森さんのコメントでも「わかりにくい作品ですが複数回観ることで徐々にわかってくる」というような主旨のコメントがありましたけど(出展は忘れました)、そんなコメントがでるくらいですから、センスのない私ではわからないことだらけ。でも、面白いと思ってしまうんですよね。

・また私レベルでは「わからない」だけではなく、仕込みにすら気づいていないことが多々なんだろうな、とも。

・今期からNoism1に昇格した浅海さん。Noism1正式メンバとして初のステージですけど、少女という特に重要な役を見事に演じていました。結構プレッシャーもあったとは思うのですがブラボーです。

・ぜひもう1回観にいきたいと思います。その際には原作とかも一読しておこうかな、と。

■第1部と第2部の切り替え

・休憩なしで、目の前で舞台転換。なかなか興味深い演出ですね。

・アフタートークでも質問があったのですが、元々今回の2つの作品は趣は異なりますが金森さんとしては根っこの部分で共通点が多いそうです。それで、本番10日くらい前にこういった表現ができるのではないか、と考えた、とのこと。観客というか第3者があとからいろいろいうのは簡単ですけど、こういうアイデアを実際に行うというのはなかなかできないことだよな、と。

■第2部「passacaglia」

・ストーリー性は低く抽象的な作品、、、といわれていますし、私にはそのように見えますけどきっとなにか隠されているんだろうな~、と想像していまいます。ただそれが「なにか」というのはまったくわかりません(汗)。

・メンバの身体そのもの、動きの美しさには見とれてしまいます。特に最初の井関さんと中川さんによる複雑な動きのパフォーマンス。アフタートークでも話題になりましたけど、「視線」に頼りことなく気配とか肌の感じとかそういう部分で相手を感じる、という。そういうのを言うのは簡単ですけど、なんだかとんでもないことをしているんですよね。

・ビーバーの「パッサカリア」と福島さんによる電子音楽。両極端で音楽の切り替えと同時にメンバのパフォーマンスも一転。見ているほうも切り替えが大変です。特に電子音楽をバックにパフォーマンスをするというのもリズムも取りにくいし相当難しいと思うんですけどねぇ。さすがです。

・個人的にはビーバーのパッサカリアは思いいれもあって大好きな曲なので、Noismとのコラボは単純にうれしいですね。

■全体的に
・第1部と第2部、雰囲気もまったく違う作品ですが、それを一気に演じることによりまた違った効果があるんでしょうね。ど素人考えですが新潟での全12回の公演のうち、何回かは普通に休憩を挟んでみる、とかそういうこともやったら面白いかな、とも思いましたが、つなぎも含めて一つの作品ですから、そういうわけにもいかないんでしょうね。

・繰り返しになってしまいますけど、私にはよくわからないなりに面白い作品です。それにしても、毎回Noismは挑戦的というかいろいろな作品を見せてくれますね。ありがたいことです。

■番外

開場前、物販コーナーには売り子としてNoism2の鳥羽さんと門山さん。先月の定期公演の「火の鳥」ではダブルキャストで少年を演じたお二人ですね。福島さんの楽曲解説が無料配布されていたのでそれをいただく際に、ちょっとだけお話させていただいたのですが鳥羽さんは定期公演時にはやっぱり怪我は完治されていなかったようですね。本番だけでなく、練習も大変だったと思うのですが見事に演じきってました。本当にお疲れ様でした。

(スタジオB 会員割引 3600円)

また、りゅ~とぴあに行くまえに県民会館ギャラリーにて開催されていた東京学館高校の書道の展示が行われていたのでちょっと見てきました。

本格的作品あり、高校生らしい自作の句の作品あり、そして書道パフォーマンスの作品あり、面白かったです。

非常に本格的な作品あり、


自作の句の楽しい作品あり、





書道パフォーマンスの作品あり、面白かったですね。