りゅ～とぴあ アウトリーチ事業 第2期 登録アーティスト連続リサイタル
ピアノ：小黒亜紀さん
ピアノ：中川賢一さん
りゅ～とぴあの第２期のアウトリーチの登録アーティストによるリサイタル。
ピアノの小黒亜紀さん。私にとって、もっとも好きなピアニストの一人であり非常に楽しみにしていました。前日までは天気が悪くって、ちょいと心配しましたがなんとか落ち着きましたね。ホっとひと息。
既にチケットは売り切れですし、人気も高いですから開場ちょっと前には到着するつもりではあったのですが、ちょっとしたアクシデントがあり、到着したのは開場10分近く過ぎ。
個人的には特にピアノの場合には向かって左側に座りたいとは思ったのですが、やっぱりそちら方面は席の埋まりが早く、やむを得ず向かって右側の席（ただし最前列（笑））を確保しました。ワクワクしながら開演を待ちます。
時間となりピンクのドレスの小黒さん登場。非常ににこやかなのもいつものことですね。
前半はスカルラッティ、ショパン、そしてリスト。
選曲も演奏も非常に小黒さんらしい、という印象。
ただ、やっぱりスタジオＡという会場の特性もあるのでしょうけど、
聴きなじみのある曲が多いのですが、非常に豊かで澄んだ音色が響いていました。
また前半の後半の英雄ポロネーズ、ハンガリー狂詩曲12番は、なんというか方向性としては、「小黒さんの演奏会だったらこういう曲が欲しい」というようなダイナミックな曲で、それゆえに期待も高いと思うのですが、やっぱりそれは裏切られることなく「やっぱりすごいな～」と感じさせてくれるんですよね。お見事です。
後半は大注目のラフマニノフのピアノ協奏曲の２番の２台ピアノ版。
オーケストラ部分を中川さんが担当です。
小黒さんは黒地にばらの模様のドレスに着替えて、お二人で登場しそれぞれのピアノへつきます。目の前に並んだ２台のピアノはなかなかの迫力。私の席としては中川さんの目の前（というか真横）です。
お二人が目で合図を交わし、静かに曲が始まりました。
が、、、、ホントに感動を与えてくれる演奏でした。
２台ピアノですけど「オケの代わりのピアノ」ではなく、元々そういう曲だったかのように聴こえてくるんですよね。中川さんは非常に冷静な感じではありますけど、それによってより一層ソロの小黒さんの熱演が引き立ってきますし、小黒さんにしては結構珍しく腕が大きく上がってくるような場面も見受けられたような気もしますし、非常に迫力のある演奏ではあったのですけど、お二人の一体感がすごく感じられたんですよね。
なんだか２台のピアノ全体から音の波が波動となって伝わってくるというか、その波が共鳴することによって、ありえないくらいに自分自身に伝わってくるというか。。。
陳腐な表現しかできませんし、私が小黒さんのファンということもありかなりの贔屓目があるかもしれませんけど、ホントにすごかったし、お見事でした。
ただ、ちょっとだけ心残りは
・できればアクシデントなく予定通りもっと早めに会場について、向かって左側もしくは中央くらいから見たかったな～、というのと、
・去年もこのシリーズではサイン会があったので今回もあるかな？ と思っていたのですがなかったですね。
※「普通にサイン」だったら小黒さんにいただくチャンスは結構あると思うのですが、やっぱりこういう記憶に残る公演のときには欲しかったな～、と。
でも、そんなことを抜きにしても本当に素晴らしい公演をありがとうございました。
（スタジオＡ 会員割引 2700円）
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今日は天気が回復して本当に感謝しました。
実はおととい（日曜日）の小山瑠美子さんのリサイタルもチケットは購入済みだったのですが、土曜日に比べれば天気も落ち着いてきてはいたし、一時は晴れ間も見えたような感じでしたけど、
・信越線の運行状況を確認しても、止まっているわけではないけど「動けるときに動く」という感じでいつ動くか予想がつかないし、
・中央区はそんなに雪は積もっていないとはわかっていても、目の前（秋葉区）の積雪をみると気持ちが萎えたり、
・天気予報も大荒れが続くというような予報だったし、
等々あって、あきらめてしまったんですよね。
あとからいろいろブログ等で「小山さんにしかできないような素晴らしい公演だった」というような感想をみると、昼間の公演なんだし、駅で１～２時間は足止めされるのを覚悟して行けば良かったな～、と後悔しています。
実をいうと去年も小山さんの公演は１つ、ドカ雪であきらめているんですよね。ついていません（涙）。
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また別記事でもお知らせしてきましたが、トリの1/26の金子由香利さんの公演も当然のことですけど、ネットでのチケット予約状況を確認すると残りわずかとなっていますね。
お早めにどうぞ。