01/08 新潟ARS NOVA 新春コンサート | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ARS NOVAの皆さん

ヴァイオリン:廣川抄子さん
ヴァイオリン:枝並清香さん
ヴァイオリン:加藤礼子さん
ヴァイオリン:佐々木友子さん
ヴァイオリン:庄司愛さん
ヴィオラ:片倉多恵さん
ヴィオラ:井口歩さん
チェロ:渋谷陽子さん
コントラバス:星野勝彦さん
フルート:市橋靖子さん
オーボエ:金子いつかさん
クラリネット:広瀬寿美さん
クラリネット:岩渕仁美さん
ファゴット:小武内茜さん
ホルン:宮野大輔さん
トランペット:藤井裕子さん
パーカッション:本間美恵子さん
ソプラノ:山下尚子さん

 

ゲスト
筝:武藤祥圃さん
ピアノ:品田真彦さん
チェンバロ:笠原恒則さん

 

ARS NOVAさんは現在18名。普段ですとこれだけの人数のグループですと全員の名前までは記載しないのですが(汗)、なんというかメンバが豪華でちょっとした新潟のオールスターともいえるようなメンバ。ということでお名前を書かないわけいもいかないな、と(笑)。

 

開場時間ちょうどくらいに到着し入場。音楽の公演にしては珍しく緞帳が降りています。
幕があがって登場したのはセンターに筝の武藤さん、そして非常にカラフルな出演者の皆さん。お一人お一人のドレスを単独でみると単色でデザインも比較的シンプルな感じですけど、カラーがオレンジ、緑、青、赤、、、と皆さんが揃うと非常に派手でお正月らしいです。


そして1曲目はまさしくお正月ということで「春の海」。筝と洋楽器のコラボが楽しいですね。尺八部分はフルートでの演奏でしたけど違和感ないですね。

 

その後は、ソプラノの山下さんの司会で進行していきます。

 

長年、小学校などでの公演を継続しているだけあって、トークも手馴れていますし非常に楽しい雰囲気、そして選曲で、いかにも上質な「ファミリーコンサート」という感じです。

 


トーク中にもありましたけど、ARS NOVAの前身の「アンサンブル・ルゴーザ」から含めると活動を開始して10年になるそうです。ただ、学校等の以外のコンサートホールでのフルメンバでの演奏会は初めてだそうです。

ちょっと意外な印象でしたけど、私も過去に観た公演を確認するとフルメンバの公演はお寺でしたし、だいしホールで観たのは木管チームの公演でした。

 

それにしてもこれだけの人数がいると各地の小学校などで公演するというのもなかなかメンバのスケジュールをあわせたりするのも大変だと思うのですが、非常に有意義な活動だと思います。

 


この日の公演は非常に親しみやすい曲のオンパレード、かつ、楽しいものでした。
ただ、楽しいだけではなく、それぞれの楽器が活躍するような曲が準備されていますね。特に廣川さんソロでの「冬」だったり、本間さんのマリンバでの見せ場だったり、大人が見ても見どころ満載でした。また、ソプラノ山下さんのときもそうですけど、ソロの演奏が終わった後には演奏者の皆さんも楽しそうに讃えているのもいい雰囲気です。

 


楽器紹介のコーナーでは藤井さんのアルプホルンの実演があったり、ホルンがあのような形になった由来の説明なども。馬車に乗って鳴らすときに、馬に音が届かないようにするというのは「へぇへぇへぇ」です。

 


ゲストの武藤さん、品田さん、笠原さんもいい味だしてました。
演奏だけでなく、山下さんによるインタビューもあったりして3名それぞれの個性が引き立つようなステージになっていたと思います。特に、チェンバロとピアノが同じステージに上がるというのもなかなかないと思いますが、そういう部分を聴き比べるのも面白いです。

 

またラストのアンコールのラデツキー行進曲では、それぞれのソロがきっちりと見せ場として組み込まれていました。さらにいえばアンコールだけでなく、各曲がARS NOVAらしく楽しく仕上がっているのも編曲の小西先生があってこそなんでしょうね。

 


公演内容が盛りだくさんでブログ記事もちょっと取りとめもなくなってしまいましたが、演奏者の皆さんも楽しそうですし、いい演奏会でした。今後も小学生などに素敵な音楽を届けて欲しいと思うと同時に、私達のような一般の観客に対する公演も楽しみにしたいと思います。

 

(音楽文化会館 前売り 2500円)