10/10 レオナルト・エルシェンブロイヒさん チェロリサイタル | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

チェロ:レオナルト・エルシェンブロイヒさん
ピアノ:アレクセイ・グリニュクさん

作曲:清水研作さん

 

年に数回開催されているだいし銀行主催の「だいしライフアップコンサート」。毎回一流の演奏家の皆さんを鑑賞しやすい料金で開催してくれています。今回も私の不勉強で演奏家のお二人のことは存じ上げなかったのですが、このシリーズなら間違いはない、ということでチケット発売早々に前売りを確保していました。

 

だいしホールへ向かう前にちょっと蔵織さんへ寄ったらつい夢中になってしまって、会場についたのが開演15分くらい前。この時点で満席というわけでもないですがかなりのお客さん。私は中段、一番左端の席を確保させていただきました。

 

ただ開演前には満席状態です。期待の高さが伺えます。

時間となりお二人が登場。チラシのとおりにエルシェンブロイヒさんは相当なイケメン。男の私がみてもかっこよいです。

 

また、演奏も非常に見ごたえ、聴き応えがありましたね。

チェロのやさしくうっとりとするようなところと、気合充分で大きなアクションで迫力ある力強さと兼ね備えていますね。

またピアノのグリニュクさんはトークのときなどはちょっと個性的でちょっとユーモアあふれる感じなのですが、演奏はすごい技術をお持ちなのがわかりますね。

 

1曲目のベートーヴェンのチェロソナタ3番のあとは、作曲家の清水さんがステージにあがりお二人への簡単なインタビューと清水さん自身の曲へのこだわりのトーク。お二人との会話は英語だったのですが、私は「clean と small」くらいしかわかりませんでしたね。情けなし(もちろん、清水さんが通訳もしてくれましたけど)。

 

そして2曲目が清水さんがエルシェンブロイヒさんのために書いた作品で、日本では初演の「Into the Deep」。ジャンルとしては現代曲ということなんでしょうけど、複雑ではありますけど非常に美しい曲でしたね。あとは私は解説文章などにも印象が非常に左右される人間なのですが、なにか真っ暗闇の深い海の底でもがきつつも光を探し続けるような、、、そんなイメージが頭にうかんでくるような感じでした。

 

演奏後は何度も3名でたたえあっていましたね、ブラボーな演奏でした。

休憩後のラフマニノフも、アンコールもどの曲もお見事でした。
チェロという楽器の素晴らしさと、チェロとピアノが融合したときの素晴らしさ、そして、エルシェンブロイヒさん、グリニュクさん、それぞれ個人の素晴らしさが堪能できる非常にお得なコンサートでした。

 

また譜めくりは新大院ピアノの平片さんでしたね。お疲れ様でした。

 

このシリーズは11月の県コンの受賞者コンサートがあって、その次は3/4にピアノの小山実稚恵さんだそうです。チケット発売は12月中旬だそうですがこの公演も発売後すぐに完売になるのは間違いないところでしょうね。

 

(だいしホール 前売り2000円)

 

 

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だいしホールに行く前にはちょろっと蔵織さんへ。そうしたら「縁」さんによるアンティーク着物の試着会が開催されていました。この日は振袖がテーマ。振袖に袴など非常に綺麗な和服、そして水引のアクセサリーなどが展示されていました。男の私でも心惹かれるくらいですから、女性、それも振袖を着れる年代の方にとってはどれほど輝いて見えるのでしょうね。

 

あとは素人の私がみてもなかなか貴重なものというか宝の山が並んでいるというのはわかりますね。

 

さらにはちょうどいいタイミングで試着も行われていたのでご好意に甘えて見学させていだきました...が、本当に衣装も素敵だし、モデルさんも綺麗ですし、ず~っと見とれていました。

 

印象的だったのは、和服の一着一着に正式名称(「白桐姫」など)と愛称がつけられており、スタッフも着物のことをお話するときには「この子」と話します。
もちろん和服の1着1着が非常に貴重なものであるということはもちろんですけども、それをいかに大切に愛情を持って接しているのか、というのが伝わってきますね。

 

また着付けやヘアメイクの手際のよさもすごいですね。見とれているうちにどんどん出来上がっていきます。表現としてはふさわしくないかもしれませんが、モデルさんを主役にした芸術作品を作り上げていくような感じですね。

 

さすがプロの仕事です。

まさしく眼福でした。

 

非常に美しい着物の数々。ただ、やっぱりどうしても私のような素人の写真だと魅力が伝わらないのが残念です。

 

袴なども。今回の展示物は成人式や大学、専門学校などの卒業式などで使われるのでしょうね。

 

 

水引を利用したセンスあふれるアクセサリー。

私は男なのでよくわかりませんけど、普通のジュエリーのアクセサリーは身につけたうえでワンポイント的に和服とあわせたもの身につけると映えるんでしょうね。

 

モデルさんも写真を撮らせていただいたのですが、ブログには後ろ姿だけで(汗)。

この和服は「総絞り」で非常に手の込んだ貴重なものだそうです。写真でもよく見ると生地のでこぼこが見えます。非常に美しくもかわいらしい感じですね。

 

正式名称「白桐姫」を着付けているところ。

なんだかこういった途中段階は見てはいけないものを見ているような感じがしてどきどきしてしまいますね非常におとなっぽく気品あふれる雰囲気に仕上がっていました。