フルート:市橋靖子さん
ピアノ:川崎祥子さん
開場時間ちょい過ぎくらいにスタジオAへ。
すると鳥の鳴き声が聞こえてきています。また(気のせいかもしれないけど)普通より若干エアコンの温度設定が低めなのか空気がひんやりしています。
なんとなく、朝の森にいるような感じがするな~、なんてイメージしつつ開演を待ちます。
そして開演され1曲演奏後、市橋さんが「今日の前半は一緒に森に行きましょう」とのこと。
決してプログラムを見ていたわけではないのですが、あまりに第一印象とおりの展開にちょいと驚きました(笑)。
森の中を歩いているような主観的な視点での風景が映し出され、会場の右側に市橋さん、左側に川崎さんと両サイドに別れての演奏です。なんというか、両方から道案内してもらいつつ、森の中を散策しているような感じでしょうか。
休憩中にコーヒーやお茶などがロビーで振舞われたあと、ロビーに戻るとピアノの周りにバルーンアートが飾られています。今日の公演名でもある「みずのある風景」で水をイメージしていますけど、ほどよくゆらゆらゆれていい雰囲気です。
後半は市橋さんもこちらの水の中のエリア(笑)に入っての演奏になりました。
鏡のような水面に1滴だけ水滴が落ちて、きれいに波紋が広がっていく様子をイメージして作られたという川崎さんの新曲「Simple Ripple」の初公開もありました。
この曲はシンプルさをイメージして作曲のはずなのですがなぜか5拍子(笑)とのこと。
実際聴いてみると最初に「波紋をイメージして」といわれたから、こともありますけど、波紋がどんどん外側へ伝わっていくような感じがイメージされ、素敵な曲だな~、と思いました。
また、この曲は同時に2曲作曲したうちの1曲だそうで、もう1曲は「ちょっと複雑にふか~い感じ」をイメージした作られた曲だそうですが、これを聴いて、「川崎さんの新曲で深い感じ」ということは2月にギターの坂井さんとのライブで初公開された「そら・ふかく」かな~、なんてことを思いました。
もしそうだとしたら、この曲もそのときが初公開だったはずで、2曲とも初公開の場に居合わせたということになりますが、どうでしょう(笑)。そうだとしたら光栄ですね。
最後は森で生まれた水が、川となる海につながるところをイメージして終演となりました。
映像、演出、そして演奏と通常の公演に比べて準備もいろいろ大変だと思いますが、
他の公演にはない素敵な公演です。
そんな中でもやっぱり、市橋さん、川崎さんのお二人が非常に楽しそうにしているのが特によいですよね。風景と音楽でいやされるだけでなく、お二人の雰囲気に癒されますね。
次回は11月に「佐渡の自然を奏でる」ということです。佐渡といえば市橋さんの地元でもあり、第1回の風景旋律でも題材に取り上げられていますね。
どんな公演になるのでしょうか、こちらも楽しみです。
市橋さんは先週のカフェ・コルでの全曲リクエスト大会に続いての公演ですし(これも行きたかったな~)、川崎さんは今後もいろいろ特色のある面白そうな公演が目白押しですね。
07/04 mama LIVE Party vol.2
07/18 ラフ&ラグ~海の日special
08/21 with many MAHALOS vol.9
個人的には ラフ&ラグと with many MAHALOS に行きたいのですが、車なしで移動手段が公共機関のみの私にとっては開催場所がネックなんですよね.....新潟の中央区近辺でも開催してくれないかな(笑)。
(スタジオA 前売り2000円....ですが、実際には知り合いさんからチケットをいただいてしまいました)