オルガン:山本真希さん
ヴァイオリン:枝並千花さん
山本さんのオルガンリサイタルシリーズの21回目となります。
山本さんがりゅ~とぴあの専属のオルガン奏者に就任したのが2006年4月ということですから、
ちょうど10年になるのですね。
その間、大体1年に2回のペースでこのシリーズを開催されています。
それにしても10年継続する、というのはなかなかできることではないよな~、なんてことは思ってしまいます。
このリサイタルを含めて演奏活動だけでなく、普及というか講座等でも非常に重要なポジションにいらっしゃいますよね、ありがたいことです。
今回の企画は~バッハを敬愛した19世紀の巨匠達~
ということで、メンデルスゾーンやラインベルがーなどバッハの影響を強く受けた作曲家たちのオルガン曲を演奏する、という趣向でした。
正直、私自身はそういう解説を聞かなければいつの時代の曲かとか、誰の作品かとかはぜんぜんわかりませんけど、でもやっぱりそういう解説を見てから実際に演奏を聴くと、なんだか華やかな感じというか感情表現がより豊かな感じがするな~、
なんて思ってしまいますね。
今回はヴァイオリンの枝並さんが前半、後半、そしてアンコールに1曲ずつ参加されたわけですけども、ヴァイオリンとオルガンというのも非常にマッチしていますし、ヴァイオリンが唄うというかホール全体に溶け込むような音色が本当に見事だな~、と思いました。
さらには、オルガン前の位置で観客側に向いて演奏すると目の前がすでに座席でほぼ断崖絶壁のように見えるのではないかな~、なんて想像してしまうのですが、足元を気にするようなところもまったくありませんし、さすがだな~、なんて思ってしまいますね。こういうのって、いくらリハーサルをしたところで怖いものは怖いのではないか、と思ってしまうのですが...
また、オルガンも大迫力で一気に浴びせてくるようなところもあり、天上で天使が歌っているかのようなところもあり、足のペダルで重低音で長く演奏するようなところもあり、さまざまな特徴ある音色を聴かせていただきました。
2時間たっぷり、いい音楽を聴かせて貰ったという満足感でいっぱいでした。
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