テーム・ホルマさん
ホルマ・水野淳子さん
バッハ:ゴールドベルク変奏曲 ラインベルガー/レーガー編曲 2台ピアノ版
開場時間ちょい過ぎくらいに会場のスガマタさんに到着。すでに結構なお客さん。なんとなく今日は2台ピアノのお二人両方みたいしな~、ということで後ろよりの席を確保。ただ、普通の演奏会にすれば非常に近距離ですけど(笑)。
時間となり、ホルマ・水野淳子さんの挨拶および、演奏が始まると約80分間休憩なしであることの注意等があった後、演奏開始です。
私自身はゴールドベルク変奏曲って、最初の「アリア」くらいはさすがに知っていますけど、
そんなに詳しくないですし、プログラムに記載されている第○○変奏、というのを見ながら聴いていても、いまどこを演奏しているの??? となってしまうような状態ですし、
普通のピアノソロ版と比べて、どの辺がどう違うの? ということもわかっていませんが、
そんな私でもなんだかすごい演奏というのは実感できましたし、80分間本当に引き込まれました。
お二人ともに、演奏スタイルとしては非常に淡々と演奏している感じですし(特にテーム・ホルマさんはほとんど動きがない)、元々バッハですからド派手な迫力という感じではないですけど、
2台のピアノから奏でられる音は津波みたいになって、静かな迫力がありますし、かつ、
クリアで非常に華やかですね。本当にすばらしい演奏でした。
お二人によるデュオは1997年に結成され、その年にはコンクールで優勝もされているそうですが、さすがだな~、と思わずうならされてしまうような安定感というか完成度の高さです。
また、アンコールは連弾でチェルニーの「華麗なる序曲」でしたけど、こちらもお見事でした。
スタジオスガマタという小さい会場でこんな素晴らしい演奏を聴かせていただいて、本当に贅沢な時間ではありましたけど、反面、なんだかもったいない、というかもっと多くの人に聴いてもらいたかったな~、とも思いました。
(スタジオスガマタ 1000円)
この演奏会の前に毎度の白山公園に。
桜もほとんど散ってしまいましたが、それはそれでなかなか面白いかったです。
花びらもほとんど散ってしまい、こんな状態のを撮影しているとなんだかちょっと申し訳ない気持ちにもなってきますね。