新潟シューベルティアーデ 第4回歌曲展 ~晩年の作品を集めて~
ソプラノ:田辺千枝子さん、ピアノ:片桐寿代さん
バリトン:佐藤匠さん、ピアノ:片桐寿代さん
テノール:高橋宣明さん、ピアノ:栄長敬子さん
メゾソプラノ:中森千春さん、ピアノ:八子真由美さん
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シューベルトの歌曲を専門に扱う新潟シューベルティアーデの皆さんの公演です。
ただ、この公演は各曲に解説がつくというのは一番の特色です。
元々は全部で600曲くらいあるといわれるシューベルトの歌曲の全曲演奏を目標とする中で、
公演の回数を増やす&マニアックな曲も増えるので簡単な解説もつけたい、というような主旨だそうです。
今回も4組の演奏者の皆さんにより、シューベルトの晩年の曲にスポットをあてて、
解説&演奏が行われました。
説明用に配布された資料だったり、説明そのものにしても皆さんの個性が出ていますね。
曲というよりは原曲の詩に注目し、ストーリーを寸劇仕立てでコメディタッチに説明したり、
曲を説明するだけでなく「もし、こんな感じだったら」と仮定の内容で実演してみたり、と、
説明をうけつつ、実際の演奏も聴けるという、ちょっと学校の講義を受けているような、
そんな気分にさせられました。
なかなかこういう機会はありませんので、非常に貴重な公演ですね。
次回の公演は来年の2月。こちらは本公演で解説少な目で演奏メインになりますね。
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ただ、個人的にとても残念だったのは、「学校の講義を受けているような」と書きましたけど、
私自身がそれを十分に理解できるだけの知識というかセンスが全くなく、付いていけない部分が多数だったことですね。なんというか、学生時代に授業内容がわからずに落ちこぼれたつらい記憶が思い出されます(笑)。
・さすがに最初の「シルヴィアに」のストーリー説明はわかりましたけど、なぜこんなストーリーのお話が人気になるのかな~(笑)、とか、
・「ピアノの右手の動き、、、、」と説明されても、楽譜をみてもどれがピアノでさらに右手部分???というレベルですし(これは話を聴いて、なんとなくわかるようになりましたけど)、
・「シューベルトらしくない」、、、といわれても、そもそも「シューベルトらしい」というのが良くわかっていないし(汗)、
・「この部分は四重唱のように」、、、といわれても、どの変が四重奏???だし、
・「転調、音型を変化させ・・・」、、、といわれても、どの部分をいっているのかさっぱりわからないし、、、
・「第5音の「ミ」音が使われている和音が全体の9割くらい」、、、、一般的にはどれくらいの割合なんだろう????
とかとか、理解できないことが多すぎて(汗)、途中からは理解することを諦めてあまり気にせずただ聴くことにしました(笑)。まあ、仕方なし(笑)。
(スタジオスガマタ 500円)