コントラバス:幣隆太朗さん
ピアノ:大瀧拓哉さん
久しぶり(...かな)のコンチェルトさんのインストアライブ。
開演25分くらい前にお店に着くと、平日の開催ではありますけど既に結構なお客さん。
その後もお客さんは増え続け、開演時には満員のお客さんになりましたね。
15分くらい前に、タクシーで乗り付けた幣さんがいらっしゃって、
観客がみんな注目する中で、開演まで最後の大瀧さんとの合わせが行われるのもコンチェルトさんのインストアライブらしい光景ですね。
時間になり、まずはシューマンのアダージョとアレグロ(のアダージョ部分だけ)。
残りの半分は明日のリサイタルでのお楽しみです。
が、最初の曲から、やっぱり違うな~、という感じです。
余裕があるのと、やっぱり音がとても綺麗ですね。
コントラバスのソロってなかなか聴く機会がないので貴重です。
その後は、幣さんのトークを交えながらの進行ですけれども、
トークも手馴れたものというか、コテコテではありませんけどちょっと関西弁まじりなところなんかも非常に親しみやすい印象を受けますね。
ただ、その次が(曲名は忘れてしまいましたけど(汗))、ものすごい激しく技巧的な曲。
トーク中の朗らかな雰囲気が一変、表情も非常に険しいものになるくらいの熱演でした。
それにしても、コントラバスであれだけの細かい演奏をするためには、かなりの体力(指の力とか握力とか)等も必要なのではないかな~、
なんて思うのと同時に、迫力ある演奏姿になんだかコントラバスではなくって、チェロを演奏しているんじゃね??? と思ってしまうような感じでした。
やはり、オーケストラでの演奏だけではなく、ソロとしてもご活躍しているだけあって、
演奏する姿も非常に魅せてくれるな~、と、ただただ「すごいな~」と感動していました。
その後は、いつもはアンコールで演奏しているという「エレジー」を演奏し、
幣さん自身はこれで締め....の予定だったようですけど(笑)、アンコールの拍手が止まず、さらにもう1曲演奏して終了となりました。
また当然ですけど、大瀧さんのピアノも素晴らしかったです。
もちろん主役は幣さんではありますけど、単なる伴奏ではなくって非常に華やかな演奏という印象を受けました。
それにしても、幣さんはもちろんメインは明日のリサイタルではあるのですが、
前日に、このインストアライブ、さらにはこのインストアライブの後には音文での公開レッスンを開催してくれています。
この辺はもちろん幣さんのご厚意ではありますけども、こういうイベントを企画、開催にもっている新潟の音楽関係の人脈というか、行動力というのは、改めてすごいことなんだろうな~、と思いますね。
明日はこちらの演奏会。
正直言えば、私自身は他の演奏会もあって迷っていたところはあるのですが、今回のような素晴らしい演奏を聴かせていただけるとなると、やっぱり行かざるを得ませんね(笑)。
(CDショップ コンチェルト 無料)
終演後に1枚。
終演後には幣さんのCD販売&サイン会も。
当然ながら本来はCDにサインをいただくのが当然なんでしょうけど、今日はできれば大瀧さんのサインもいただきたいな~、、、ということでわがままを言ってミニ色紙にお二人に書いてもらいました。
日付の記入がさらっと欧米式になっているのも、海外を拠点に活動されているんだな~、ということがわかりますね。