12/07 巻古典ギター同好会 第10回記念定期演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

巻古典ギター同好会の皆様
 男性10名、女性3名の皆様

友情出演 フルート 市橋靖子さん

今日も吹奏楽だったりバレエだったり、いろいろな演奏会があって
迷いましたが(特にウインドオーケストラのボレロには惹かれた)けど、

「巻古典ギター同好会」さんは一度も聞いたことがないし、
武石さんのギターと市橋さんのフルートのデュオも聴いてみたいしな~、
ということでこちらの演奏会を選択。

開場ちょっとすぎくらいに入場し、
個人としてはいつものどおり比較的前の方の席(5列目くらい)を確保したのですが、
普段他の演奏会ではあまり早くは埋まらない最前列、2列目とか前の方の席もかなり埋まっていますね。

やっぱりギターの特性上前の席を好むお客様が多いのでしょうかね。
そんなことも新鮮に思えました。

プログラムは全体的にはクラシックの名曲やビートルズ、映画音楽などの
聴きやすい曲が多かったですね。

まずは全員での合奏。
ただ、編曲はメンバでもある飯野秋成さんが行っているんですね。
ギターといっても、チェロみたいにピンで留めて演奏するものもあるのですね。
プログラムによると「ギタロン」というらしいですが、へぇ、、、です。

2曲目は今年コンクールでも受賞された飯野健広さんのソロ。
これはさすがに単純にお見事でした。
でも、こういった演奏が「ゲスト演奏」ではなく、
オリジナルのメンバの演奏としてプログラムに組み込めるというのは、
本当にうれしいことなんだろうな~、と思いました。

その後は、ギター四重奏と全体合奏。
全体合奏ではギタロンは外れていましたが、ビートルズメドレー。
ビートルズは1回目の定期演奏会での1曲目の思い出の曲とのことです。

それまで市販の楽譜を使っていたのが、物足りなく思うようになり、
個別に永塚さんにアレンジを依頼してできた曲だそうです。

そういった曲を10周年で再び演奏できるのは素晴らしいことですよね。
第1回から継続されているメンバも、新しく入ったメンバも含めて、
こういったグループとして記念となり引き継がれていく曲があるというのは、
素敵なことだと思いますね。

休憩後は、
石田久美恵さんと石田光憲さんのデュオ。
お名前からするとご夫婦でしょうか。いいですねぇ(違ったら申し訳ないですが)。

終演後(おそらくお子様と思われますが違ったら再び失礼)
観客席の3名から花束の贈呈もありました。

続いてが、私が一番楽しみにしていた
武石明さんと市橋靖子さんのギターとフルートのデュオ。

武石さんが簡単に市橋さんを紹介したあと、
市橋さんの挨拶があったのですが、
お二人が長年の共演経験があることだったり、
練習時の武石さんの様子や、
ちょっとうまくいかなかったときの決め台詞(笑)なども
ユーモラスに話されていました(笑)。

こういったのもお二人の性格というのもあるのでしょうけど、
長年の信頼関係というか、そういったものもあるのでしょうね。
演奏は武石さんはちょっと緊張しているようにも見えましたが、
余裕綽々の市橋さんが武石さんを良く観て
うまくリードしているようにも見えました。
でも、とにかく雰囲気もよい素敵な演奏でした。

最後は再びギター合奏で映画音楽のメドレー。
最初の合奏では指揮をされていた飯野さんも指揮兼パーカッションで参加
されていました。

もちろんギターの音だけでもとても素敵な演奏だったのですが、
このパーカッションがまたちょっとしたアクセントとなっていました。
アンコールはもう今年の定番ともいうべきアナ雪で締めでした。

全体として、
ギターのとっても心地よい音を、
ソロ、二重奏、四重奏、合奏等々、
いろいろなバリエーションで十分に楽しまされていただきました。

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「巻古典ギター同好会」というネーミングからすると、
非常にローカルな感じがしてしまいますが、
結成からは既に30年以上、
また18年前に第1回の定期演奏会が開催されてから、
2年おきに演奏会が開催され今年で記念の10回だそうです。

本番中のトークでもありましたが、
「同好会」というだけあって、決まった指導者がいるわけではなく、
いろいろと大変なことも多いとは思いますが、
今後もず~っと継続していって欲しいですね。

そして、また楽しい演奏を聴かせてくださいませ。

(だいしホール 当日 1000円)

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正直、どうでも良いことですが(汗)、せっかくなので個人的メモ。
全体合奏時みなさんを眺めてみると左足の下に台を置いているかたが10名、
使われていない方が3名で、
やっぱり足台を使うのが多数派なんだな~、なんて思ったのですが、

演奏終了後、舞台袖に降りる際によくよく観てみると、
台を使っていない方はギターの方になんだか支える部品? みたいなのが
ついているのですね。

そんなことも「へぇへぇへぇ」です。