12/06 笠原恒則さん コンチェルトインストアライブ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

チェンバロ:笠原恒則さん


今年の12回目の笠原さんの公演(笑)、
かつ、
今年の参加13回目のコンチェルトさんのインストアライブです。

今日は14時と17時の2回開催だったのですが、
まずは、14時の回へ。

あいにく、昨日からの雪で足元が悪く、電車も遅れ気味。
おそらく、一回降ってしまえばそんなに混乱もなかったと思うのですが、
今年最初の降雪でしたからね。

ちょっと早めに移動を開始して、
結果的にはいつもの開演20分くらい前にコンチェルトさんい到着し、
笠原さんの調律を眺めつつ開演を待ちます。

やっぱり積雪の影響もあって、
予定のお客さんのドタキャンもあったらしく、
残念ながらちょっとお客さんは少なめかな、もったいない。

私も今日は個人的定番の席ではなく、
チェンバロのすぐ横に陣取りました。
※演奏中も内部的に弦がはじいているのが良く見える場所でした。

で、今回はなんといっても内容が特徴的。

王道のバロックに遠藤実!!です。

まず最初にチェンバロで「高校三年生」が演奏されたのですが、
もちろん見事なんですが、なんとなく笑みがこぼれてしまいますね。

その後、バッハさんやブクステフーデさんの当時のエピソードなどを
トークに交えつつ、バロック曲続いたあとに、

「わが愛する神に」という当時大流行した賛美歌を、
ブクステフーデさんが組曲にしたという曲を演奏後、

それにちなんで、

遠藤実さんの「星影のワルツ」に対して、
笠原さん作曲の「星影のワルツ組曲」。

普段笠原さんは歌謡曲系を演奏するときには敬意を表して、
あまりアレンジはされないということでしたが、
この曲は結構すんなりイメージが沸いてきたということもあり、
あえてチャレンジされたということもおっしゃられていましたが、

「星影のワルツ」のメロディがいろいろなダンス曲にアレンジされるのは
聴いていてとても面白かったですね。

本当にこんなの笠原さんでなくては聴けないと思います。

最後は雨の多い新潟をイメージして、
ヴぁリスさんのシャコンヌと、遠藤実の「雪椿」!!。

これまた良かったです。
時間も1時間半くらいかな、笠原さんの個性あふれる公演でした。


さらに、14時の公演後、
りゅ~とぴあに移動して「Noism 公開リハーサル」を見学したあとで、
まだ間に合うかな(星影のワルツ組曲がまた聴きたい)ということもあり、
コンチェルトさんに戻ったら無事間に合いました。

ラッキーです。

また、アンコール曲も1回目とは違っていたし、
2回目の公演後には観客に来ていたかわいらしいお客さんの演奏も聞けました。
ご専門はピアノですが、他の人の後押しもありチェンバロに挑戦。
これがなかなかいい演奏で、和みました(笑)

2回目も途中からですが聴きに行って大正解(笑)。
やっぱり、コンチェルトさんのインストアライブはいいなぁ。

(CD ショップコンチェルト 1000円)
 およびCDを購入して笠原さんにサインをいただく(笑)

※今後もインストアライブの際にはできるだけ記念にサインをいただきたく思っています。
演奏者の皆様、いやでなければご協力をお願いしま~す(笑)。

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公演後の雑談、その他で、バロック時代の「組曲」というものについて
教えていただきました。いわゆる最近の組曲とは全く異なっていて、
たとえば「メヌエット」なども基本はダンスに関するものだったのですね。
そんなことも知りませんでした。

いわゆる組曲
アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、ガヴォット、
など、すべてそれぞれにちゃんとした決まりとかルールがあるそうです。


笠原さんは今年、大小あわせて60回程度の公演をされてきたそうです。
旅芸人というか辻音楽士というか、さすがですね!!

その中で、私は12回。これもなかなかですが(笑)、
せっかくなのでリストにしてみます。

04/23 スタジオスガマタ チェンバロ飯田万里子さんと。
04/29 コンチェルトさん ヴァイオリン野口万佑花さんと。
05/03 砂丘館 クラリネット高橋正紀さんと(クラシックストリート)
05/10 燕喜館 うた大作綾さんと
05/16 スタジオA クラリネット 広橋綾子さんと。
07/12 だいしホール フルート市橋靖子さんのリサイタルで共演
07/23 メディアシップ チェンバロ飯田万里子さんと
08/06 メディアシップ オーボエ渡辺さん、ガンバ中山さん、ソプラノ風間さんと。
08/31 りゅ~とぴあ 笠原家刈田家婚サート!!
10/13 県政記念館 越友楽道としてフルート浅利さんと。
11/22 スタジオA トリオペンナとして
12/06 コンチェルトさんにてインストアライブ。

こうしてみると普段から「三度のソロよりアンサンブルが好き」
と公言している笠原さんですが、本当にいろいろな皆さんと共演されていますね。
皆さんからの信頼厚く、引っ張りだこ、ということなんでしょうね。

ソロの公演は今回が12回目にして初でした(笑)。


笠原さんは今月12/23にも「楽路歴程」として朱鷺メッセでいかにも旅芸人な(笑)、
公演もありますし、来年早々メディアシップでの公演もありますね。
非常に楽しみです。


終演後。サインをいただいてきたのですが、
これまた特徴的なサインですね。
お名前部分は署名的で普通(デザインは面白いですが)、
で、楽器名「チェンバロ」が入るのは珍しくないかもしれませんが、
目を引くのは「mobile」ですよね。

どこにでも行きますよ~!! という旅芸人の面目躍如でしょうか(笑)。
わざわざありがとうございました。

いつものように開演前に調整中


なんだか弦を押さえる部分を外して、響きを豊かにする、とのこと。


終演後に正面から1枚。


かわいいお客さんの演奏


いただいてきたサイン(為書き部分は消させていただいています)