ソウルジェム濁りすぎな『征王の迷宮塔』は4/20発売 | 一迅社文庫編集部のブログ

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新刊情報など中心に更新していく予定。

最近辞めたという某編集者が退職理由を聞かれたとき「本を出すたびに僕のソウルジェムが濁って、そろそろ限界だったから」と答えてて、ああそれはわかると思ったT澤です。

うちもよく締め切りを破る人がいるので、ときどきソウルジェムが限界に達してサヤカりそうになります。
そう書くと6月に『死神のキョウ5』を出す予定の魁さんと『千の魔剣と盾の乙女3』を出す予定の川口さんが二人とも「うわーーっっ」とか頭抱えそうですが気にしちゃ駄目。

さて、6月の話をする暇があったら、明日発売の4月の新刊の話をせねばなりません。
4月は戦闘力インフレ小説でおなじみの、瀬尾つかささんの最新作が登場します。
本日ご紹介するのは4/20発売『征王の迷宮塔』。 「せいおうのラビリントス」って読んでくださいね。

一迅社文庫編集部のブログ-征王の迷宮塔カバー

征王の迷宮塔 (一迅社文庫 せ 1-6)/瀬尾 つかさ
¥670
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おとなしくてヒロインにあごでこき使われるような草食系主人公が多すぎる! ことへの瀬尾さんなりの主張なのか、本作はソウルジェムが濁りきった主人公とヒロインが大活躍する王道肉食ファンタジー。
素肌をさらした王女ユーフォリアを容赦なく押し倒し、尋問を始める主人公カイルの、この男らしさ!

一迅社文庫編集部のブログ-迷宮挿絵1
冗談はさておき、肝心な紹介です。

■あらすじ
この地上に並ぶものなきほどの隆盛を誇りし聖六王家。
地上支配のみで飽き足らなかった不遜な王はその持てる財力をつぎこみ、神々の住まう天空へ届く「バラルの塔」の建造を始めた。
しかし、そんな人間たちに天の神々は罰をくだす。完成直前の塔に魔物を放ち、そこにいた王家の人間たちの命を奪うとともに、地上の人間たちすべてに「塔に踏み入れば死ぬ」呪いを与えたのだ。

悲劇から17年。新たに生まれ神々の呪いを受けてない16~17歳の少年・少女たちは、いまだ地上の覇権を握る六王家の命を受け、塔の最上階を目指し冒険をすることになるのだが、その中には17年前の悲劇で家族を奪われた少年カイルの姿と、王家の滅亡を願う王女ユーフォリアの姿があった。

■主な人物紹介

一迅社文庫編集部のブログ-カイル
・カイル

本作の主人公。高名な建築魔術師を父に持ち幼い頃は裕福な家庭に育ったが、その父が聖六王家の塔建設に関わったがために、神罰で父は死去。
さらに一族が聖六王家により神の怒りをかったと罪と不名誉をなすりつける犠牲の羊(スケープゴート)にされ、困窮の中、母と姉を失い天涯孤独の身の上に。

家族を奪った聖六王家を恨んでおり、ひょんなことから自らの雇い主となった聖王家の王女ユーフォリアの命を狙っている。


一迅社文庫編集部のブログ-ユーフォリア
・ユーフォリア
聖六王家の中でも衰退の激しいシウォリ家に生まれた少女。
塔の探索へと駆りだされた王子・王女たちの中でもひときわやる気がなく、学院や社交界で遊んでばかりの姿から世間一般には無能なダメ王女だと思われているが、その正体は……。

カイルの正体と王族の命を狙っていることを知りつつも、あえて自らの真の目的の一端をあかし塔探索のパートナーに選ぶ。


一迅社文庫編集部のブログ-ラプンツェル
・ラプンツェル
人間の少女の姿をしているがその正体は、カイルが旅の途中で魔界を訪れたおりに魔族の名工から託された魔槍。ある理由からカイルとともに戦う宿命を持っており、戦闘時には槍へと変化してカイルの助けとなる。

人間の姿をしているときは甘いもの、お菓子が大好きで、カイルの財政事情を悩ませていたのだが、ユーフォリアと出会ってからはもっぱら彼女にお菓子をねだるようになった。


一迅社文庫編集部のブログ-リーゼロッテたち
・アーサー/リーゼロッテ/ザイド
塔の探索に参加している聖六王家のほかの王子、王女たち。
ひとりとてもそうは見えないが全員17歳である。それぞれが聖王家の血族だけが使える特殊魔術を発動させることができ、その戦闘力は一人で一軍団に匹敵する。

塔の中には数多くの魔物が跳梁し、そして外敵に備えて作られたさまざまな罠が冒険者を待ち受ける。
一迅社文庫編集部のブログ-迷宮挿絵2
塔を制覇し、カイルは、そしてユーフォリアはその願いを果たすことができるのか。そしてカイルとユーフォリアを待ち受ける宿命と真の敵の正体とは……。

最近よくある草食系の主人公のハーレムすぎるファンタジーとはちょっと違うものも読んでみたい/いつもと違うものを読んで刺激を受けたいかたに贈る、ドル○ーガの塔に似た空気の正統派「魔塔攻略ファンタジー」、ぜひ買って読んでみてください!

ちなみに本作でイラストを担当している基井あゆむさんがイラストを担当された麻雀本も発売されています。

井出洋介のマンガで強くなる!麻雀入門 (史上最強カラー図解)/著者不明
¥1,050
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私が初めて買った麻雀の入門書は、たしか井出洋介の本でした。

麻雀といえば、咲ファンを名乗る奇妙な人が怪しい論理を提唱して話題になってますね。
「陰○不要論」 だそうで。
これはどうなんでしょうと、百合とDTMをこよなく愛する瑞智士記さんに思わずメールしてしまいましたが、よく考えたら白鷺このはにも似たような台詞がありましたっけ(T澤)

白鷺このはにその気はない! (一迅社文庫 は 4-4)/早矢塚 かつや
¥650
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