さて、いつものように関係ない話はさておいて、いや、今回の場合は実は全く関係ないわけでもなかったりするのですが、一迅社文庫6月『白鷺このはにその気(け)はない!』のご紹介です。
あらすじ
「わたし、小清水くんのこと好きなんです。付き合ってください!」
「ごめん、俺は女の子じゃないから君とは付き合えない!」
この世界に染色体はXだけでいいと言ってはばからない百合好き少年・小清水祐貴。
そんな小清水をうっかり好きになってしまった白鷺このはに告白されても、逆に、このはとその幼馴染・柊桐佳をくっつけようと奔走する始末。その上、桐佳にちょっかいを出す先輩・朝倉咲良まで現れて、小清水の周りは何故か複雑な四角関係に……!?
「俺なんか好きになっちゃだめなんだって! 白鷺さんには柊さんがいるんだ!」
お前は本当にそれでいいのか、小清水!
早矢塚かつやがおくる、すれ違いラブコメ!
登場人物紹介
小清水祐貴(こしみず・ゆうき)
「原村咲と宮永和だったら、どっちがいいかな?」とかそんなことばかり言って生きている、百合愛好家の、おかしな(頭が)主人公。白鷺このはに告白されるが、「カップリングは『このは×桐佳』じゃないと……」とばかりにフってしまう。
人としてどうかと思う。
最近ハマっているのは、毎週日曜朝放映のアニメ「ハートキャッチユリキュア」。
白鷺このは(しらさぎ・このは)
明るく可愛く非の打ち所が無いクラス委員長。何を間違えたか小清水に告白し、「俺は女の子じゃないから君とは付き合えない!」とフられてしまったかわいそうなヒロイン。しかし諦めずにアプローチを繰り返す健気な子です。
まあ、フられた理由がそれでは、諦めるに諦められませんよね。同情せざるを得ない。
こんな具合に小清水へアプローチを続けるのに、なかなか報われません。
柊桐佳(ひいらぎ・きりか)
このはの小学生の頃からの幼なじみで、非常に仲が良い。小清水の目には、このはと付き合うべき女の子だと見えている。最近このはとの仲がギクシャクし始めたため、小清水に(勝手に)心配されている。
朝倉咲良(あさくら・さくら)
王子様然とした雰囲気を漂わせる上級生女子。その佇まいから、「霞桜の君(ミスティチェリー)」と呼ばれている(小清水から勝手に)。桐佳にちょっかいを出して、この桐派の小清水を苦悩させるが、しかしてその真の目的は……!?
こんな登場人物たちが繰り広げる、おかしな四角関係ラブコメです。お楽しみに!
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ちなみに、小説の完成後、せっかくだからと早矢塚さんを交えて接待麻雀をしたのですが、面子の数合わせに呼んだ私の後輩が立直・中・対々和・三暗刻・裏7を上がりくさったため、微妙な空気になりました。
接待麻雀で数え役満を上がるやつがあるか。(H田)