SFの夏、ペンギンの夏 | 一迅社文庫編集部のブログ

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一迅社文庫の最新情報を最速で紹介……できるといいなという編集部ブログです。

新刊情報など中心に更新していく予定。

じめじめした日と暑い日とが交互に続いておりますが、もう少し我慢すればすぐに旅行するにも海へ行くにも最適な夏がやってきますね。

さて、大森望氏の「ペンギンSFの夏が来た!」と題したペンギンSF特集 で、さりげなく弊社文庫の『ペンギンサマー』も紹介していただけてるようなので、リンクを張らせていただくことにしました。

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ちなみに『ペンギンサマー』はこちら。
一迅社文庫編集部のブログ-ペンギン・サマー帯有り  
ペンギン・サマー (一迅社文庫)/六塚 光
¥620
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ペンギンSFといえば、T澤が好きなのは『星と半月の海』に収録されている「みっともないけど本物のペンギン」という短編です。みっともないペンギンの正体とそれを追いかける人々がたどり着いた真相はいかに。
つい先日、文庫版も出ましたのでとてもオススメですよ。
同作以外にも、動物にまつわるバラエティ豊かな作品が盛りだくさんで、絶対に損はありません。
星と半月の海 (講談社文庫)/川端 裕人
¥610
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ちなみに著者の川端氏が自ら言及していますが 、「みっともないけど本物のペンギン」には「みっともないニワトリ」という元ネタがあり、『80年代SF傑作選〈上〉』に収録されています。これまたとても面白い作品です。
みっともないニワトリの正体も意外ですが、その結末がとてもショッキングかつ皮肉なユーモアにあふれ、SFはこうでなくてはというお手本のような作品です。
80年代SF傑作選〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)/著者不明
¥987
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同書はやや入手困難ですが、大きな書店だとときどき在庫があり、同作品以外の収録作も知的な楽しみに富んだ粒ぞろいですので、面白い小説が読みたいかたはぜひ見かけたら買って読んでみてください(T澤)

……ちなみに、川端氏のブログの名前が『やってきたよ、リヴァイアさん!』という嘘タイトルの元ネタの一つです。
一迅社文庫編集部のブログ-リヴァイアさん